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JAL再生

皆さん、こんにちは。

今日からしばらく生憎の雨模様です。この時期、雨も降らなければなりませんが、台風の影響によるものだと言います。

5月に台風が来ること自体、私が小さい頃はあり得ませんでしたので、何か違和感を覚えます。

日々の変化は何につけ、わからないものですが、着実に温暖化は進行している感じがします。

さて、少し前になりますが、JALのマークが、昔の鶴のマークにリニューアルしたとの報道がありました。

やはり、JALは日本を代表する航空会社とのイメージが強く、海外から帰国する際も、鶴のマークを見ただけで何かほっとした気分になったものです。

今そのJALも会社更生法をうけ、再建のまっただ中にあります。

そして、その陣頭指揮をとっておられるのが、京セラ創業者の稲盛和夫さんです。

稲盛さんは再三の会長就任要請を受けておられたそうですが、年齢的なことを理由にお断りされていたようです。

しかし、度重なる要請に、日本の航空会社の象徴でもあり、倒産すれば、経済的影響が計り知れない。 加えて、何よりも何万人もの雇用を守らなければならないという一心から、無償での会長職を受諾したと言います。

そして着任し、最初に気づいたことは、JALの幹部は資質のない人があまりにも多すぎる。これでは八百屋の経営も出来ないと誇張ではなく、正直そう思ったそうです。

JALの倒産は、幹部の資質、危機感の希薄、傲慢にあると断じておられます。

本来、倒産したなら職を失い路頭に迷わなければならないわけですが、JAL再生は国土交通省などが支援をして、飛行機を飛ばし続けながら行うという異例の措置がとられました。

その為、運航を止めずに職場にそのまま残り仕事が出来るので、倒産したという意識がないわけです。

ですから、稲盛さんは倒産したことをわからせ猛省を促し、意識改革を計ることが急務と考え、昨年6月から幹部を中心に50人以上集まってもらい、共同勉強会を始め、今では1500人以上の人達が、真面目に受講をし、幹部の意識が変わり、その人数が増えていくのと比例して業績も回復していったと言います。

その時、意識改革の象徴にしたのが、中村天風という方の言葉だそうです。それは、次のような言葉です。

「新しき計画の成就は、ただ不撓不屈の一心にあり、さらばひたむきにただ想え、気高く、強く、一筋に」

というものです。

意識が変われば己の行動が変わる。 己の行動が変われば、相手が変わる。相手が変われば、結果が変わる。

といいます。

今、稲盛さんの喜びは、お客様から「JALは変わった」と手紙を貰う回数が増えてきたことだそうです。

そして、この3月で倒産後、第1期の決算が終わり、結果として、更生法の計画をはるかに上回る、18000億円をこす経常利益が出たそうです。

私もなかなか社員達のスイッチを入れてあげられずにいますが、この様な話を耳にするにつけ、意識が変わった時、人の持つ底力と無限の可能性を感じられずにはおれません。

この様な喜びと達成感を与えてあげたいものです。

娘の彼氏

皆さん、こんにちは。

今日はまさに、5月の陽気といったところでしょうか?

日本には四季があり、豊かな自然を育んでいるわけですが、昨今はそのメリハリも、いささか無くなりつつあるのかなぁという感じがします。

今日の陽気も長くは続かず、明日以降は早くも下り坂の様です。

さて、話は変わりますが、先般 娘の彼が挨拶をしたいということで、会わなければならないことになりました。

父親としては、非常に複雑な気持ちです。

娘も私ももうそんな年になったのかと感慨深いものがありますが、私としては、どんな人を連れてくるのか?楽しみにしていました。

まだ、二人とも若く同じ年で、今年大学を出て同じ会社に就職をしました。

ですから、直ぐ結婚ということはありませんが、「一度ご挨拶に行きたい」ということで、会うことにしたのです。

かなり緊張をしていた様ですが、スーツを着て、まず挨拶にくること自体、今の若い人には珍しい感じもします。 (こんなことを言うと年をとった証拠かもしれませんが)

しかし、まずその報告をキチンとした形で行ってくれることに安心感があります。

彼は、筑波大学でサッカーをしていたそうです。 大学サッカーとしては名門ですし、その厳しい中で、礼節や先輩に対する接し方、又ストレス耐性なども自然と身に付いたのかなぁと感じました

多くの一流企業が体育会系の人達を採用する理由を垣間見たようでした。

これは、仕事においてもそうてすが、社内においては、まず上司に、強いてはその先のお客様に安心感を与えなければ、信用、信頼をされません。

それは、やはりタイミングのよい報告、連絡、相談にほかなりません。

「わかっている!」と言われるかも知れませんが、これが、なかなか出来ている人は圧倒的に少ないものです。

上司やお客様が欲しいタイミングでの報告、連絡。 案件などが間延びした状態での、進捗報告や連絡。

これらは、上司やお客様との「温度」や「思い」を共有しておかなければタイミングのよい報告や連絡は実行出来ませんし、自分が報告、連絡したいと思うことより、上司やお客様が「どんな情報を今望んでいるのか?」を常に優先させなければ的確な、報告、連絡は出来ないものです。

以前「卓越の戦略」という話を少ししました。 簡潔に言うと、自分のことより相手を優先させなさい、というものです。

厳しい体育会係で揉まれて来た人達は、先輩に指示されれば、自分のやることがあっても、それを後回しにしてでも、先輩の方を優先させることが当たり前の様に行われています。

このような経験を積むことで、社会に出て、その会社の業務、ルール、知識を教えるだけで、即戦力として活躍出来るのかもしれません。

ちなみに、娘も彼も、ある証券会社に就職しましたが、約1ヶ月の研修の後、1日に300件の飛び込み営業、その中で名刺交換は10件以上、これらの日々の営業活動を繰返し、年間ノルマは100件の口座開設と10億円の資産運用ということだそうです。

そして、今は毎日帰宅した後、その日に頂いた名刺先へのお礼の手紙、日経新聞のチェック、業務知識の復習、資格を取る為の勉強という具合です。

それで、手取り18万円くらいで、3年間はほぼ据えおき、4年目から実績に応じて反映される仕組みになっているそうです。

皆さん、どうでしょう?

やはり、一流企業は、会社にとって新しい顧客を生み出すことの重要性、それに向かっての活動が明確だと考えます。

その営業活動以外の、業務知識、準備作業は帰宅後しなさい。

会社に来れば、営業は営業活動をしなさいという考えが徹底しています。

そして、その結果と賃金体制がリンクしているので、労働分配率を損ねることはあり得ません。

仕事は会社によって違いますので、一概には言えない部分もありますが、娘も彼にとっても、自分を成長させてくれる会社に就職出来てよかったと私は思います。

最初はあれもこれも短期間で覚えなければならないので、大変だとは思いますが、自分の将来の為に頑張って欲しいものです。

想定外?

皆さん、こんにちは!

随分暑くなってきましたね。

日中は少し、クーラーが必要な位になってきました。

暑い夏が、もう間近に迫っている感じです。

今年は、例年と違い、電力事情を考え私達が出来る対策は、今からしなくてはならないですね。

話は代わりますが、今回の震災、原発の問題などが報道される中で、よく「想定外」という言葉を耳にします。

確かに、今回のM9という地震、それに伴う、津波、原発事故は想定外のことだったのかもしれません。

しかし、政府や東電の対応を見聞きすると、想定内のことがどこまで出来ていたの?すらさえ疑問に思う事ばかりの様な感じがします。

大地震を想定して、防波堤を造ってあるから大丈夫。 大地震を想定して、建物を強固にしてあるから大丈夫。

ぐらいにしか私には見えません。 想定内のことが発生したら、どのように対処するのか?(これはあると思いますが、機能している様に見えません。)又、想定外のことが発生したら、どのように対処するのか?

までは実質的に機能する様にしておかなければならないと考えるのです。

そういったところが、見えないから、政府や東電の対応が後手後手に映り、国民の信頼が著しく失墜しているのだろうと思います。

それとは対象的に、東京ディズニーランドの危機管理は見事なものです。

彼らは、常に震度6強、入場者10万人を想定して、訓練をしているといいます。

しかもその回数は年間100回にのぼるそうです。

単純計算しても約3日に1回は訓練していることになります。

いつ発生するかわからない大地震に備えてです。

その中で、ゲストの安全の確保、防備、誘導などを機能する様に、繰返し繰返し行うそうです。

そして、今回不測の事態が起こってしまいました。

彼らはマニュアルに載っとり、ゲストの安全の確保、防備、誘導を行ったわけですが、今回の大地震はそれだけでは対処しきれません。

そこで各々が考え行動に移ります。

ある人は、より安全を確保する為、売り物の大きなぬいぐるみを皆さんに配り、頭をカバーして下さいと笑顔で、お願いし、又ある人は、売り物のお菓子を笑顔で配り、ゲストの空腹を満たし、又ある人は、揺れている建物の中で、自らシャンデリアの下に立ち、笑顔で大丈夫ですよと安心感を与え、又ある人は、ゲストの寒さを和らげる為、大きな買い物袋を配るなど、それぞれがマニュアルにない不測の事態に「想定内」のこととして、対応したのです。

そして、いち早く安全か確保できた、ディズニーランドに、ディズニーシィのゲスト達を誘導する際、通常の道を通ると時間が掛かるとの判断から、本来決して見せない舞台裏通路を使って誘導したそうです。

更に、備蓄してある非常食(お湯をかけながら、ほぐすと直ぐに暖かくなる炊き込みごはんだそうです)を全員に配り、翌日最後のゲストが帰るまで、スタッフ一同笑顔で対応したといいます。

全てが、ゲストの安全と安心の為という思いが徹底されています。

そして、これらのことを当たり前の様にやってのけたスタッフは、その9割がアルバイトの人達です。

これにより、今まで以上に信頼が増した事はいうまでもありません。

優秀な大学を出て、その道のプロとして仕事をしている、どこかの国の政府や電力会社とは大違いだと思うのです。

会社においても同じ事がいえると思います。

今、会社の取り巻く環境の変化は早く、予想不能のところがあります。

いつ、大災害がやってくるか?わからない状況下にあると言っても過言ではありません。

その中で、どこまでを想定内として、不測の事態が起こったとしても対処出来る状態を常に社員ともども構築し、実行出来るのか?

又、想定外のことが起こったとしても、それを想定内として、日々の課題の解決活動が出来ているのか?

このような事が、今後の会社の浮沈に大きく左右するのかもしれませんね。