伝え方9割 ⁉︎
皆さん、こんにちは‼︎
9月に入って随分と朝晩が涼しくなって来ました。
今年は幾分か、秋の到来も早そうです。
この気候ならまた、そろそろゴルフにでも行ってみようかな……と思ってしまいます。
秋と言えば「読書の秋」もありますね。
先般、最近、巷で噂になっているベストセラー「伝え方が9割」という本を目にしました。
著者は佐々木圭一さん。
博報堂でコピーライターを経験し独立。
しかし学生時代は、人と話す事が大の苦手で唯一の友達はファミコン……
博報堂に就職が決まったものの、最も苦手なコピーライターに配属され、センスのないキャッチコピーを作り続け、先輩からは
「最もエコでないコピーライター」
と揶揄される始末……
ある日、突然、
「コトバには法則があるのではないか?」との仮説を持ち、それを研究・追求する事で独自の伝え方を発見……
法則によって作られるコトバは裏付けがあり、世間への共感を呼び、時代の寵児となる……
こんなプロフィールの方です。
「人に伝える」……私自身も、これには随分と悩み、模索し、常に「どのようにすれば考えや思いが伝わるのだろう?」…と何十年も日々葛藤しています。
特に仕事をする上で「人に如何に伝えるのか?」は永遠のテーマであると考えています。
そんな課題である「伝え方」について1つのヒントになるのではないか?と思いご紹介させて頂きます。
7つの心理活用
① 相手が好きな事に焦点を当てる
② 相手が嫌いな事を回避してあげる
③ 自由な選択肢を与えてあげる
④ 認めている部分を強調する
⑤ 特別感を与えてあげる
⑥ 率先垂範を示す
⑦ 感謝の気持ちを示す
このような心理を上手く使う事で
「NOの気持ちや返事をYESに変える確率」は、断然にあがり、良好な人間関係が築けると言われています。
例えば①の場合、
相手(お客様、先輩、同僚、部下なと)が、日本酒が好きだったとします。
その時の誘い方(伝え方)として…………
a. 今日、仕事が終わったら飲みに行きませんか?
b. この間、珍しい日本酒を置いている店を見つけたのですが、飲みに行きませんか?
この場合、bの伝え方の方が、より確率が高まると言う訳です。
元より飲みに行く事が目的では無く、
人間関係を構築する……
コミュニケーションを図る……
と言う事が目的です。
その為の手段として「飲みにケーション」と言う訳です。
その手段を実現する為には上手く心理を活用して伝えた方が確率が高まるのです。
また、この場合、「相手が好きな事や趣味」もリサーチしておかなければなりません。
ゴルフや釣り……この論法を理解すれば活用する事が出来ますよね。
また、チームワークを構築する為に、特に上司の方々は、⑥の活用をお薦めします。
⑥の場合、例えば、部下に負荷した仕事をお願いする時…………
a. ○○さん!これやってくれる?
b. ○○さん!急ぎの仕事で申し訳ないけど、私はこの部分をやるから、○○さんはこの部分を手伝ってくれない?
このように自ら率先垂範を示す事を相手に伝え協調をしてもらう……これがチームワーク作りには重要です。
自分は自分の仕事だけをして、負荷した部分や部下の仕事には無関心……ではチームとしては成り立ちません。
まずは上司が率先垂範を示し、そのコトバを伝え、部下に協調してもらい、そして鼓舞する………このようなコミュニケーションを取る事で全員が気持ち良く仕事に従事する事が出来るのです。
そうすれば知らず知らずの内に、その部門部署の業績も上向くに違いありません。
人は思っていても、口下手や照れや素直になれなくて、中々上手く相手に伝える事が出来ない部分もあります。
しかし、周りへの思いも薄く、自分の見地から物事を勝手に伝えていたのでは良好な人間関係を築けるはずはないのです。
仕事も人生も人との関わり合いを持たずして暮らして行く事は出来ません。
であれば、まずは自ら相手の事を考え、率先垂範して、上記の「伝え方」を参考にされては如何でしょう。