2017年矛盾⁇
皆さん、こんにちは‼
いよいよ今年もカウントダウンが始まった感じがします。
残すところ、あと2週間です。
先日、今年の漢字1文字が、応募の結果「金」に決定しました。
リオオリンピックにおける日本人選手の金メダルラッシュ‥‥‥‥‥正にオリンピックイヤーを象徴する漢字1文字です。
一方で、舛添前東京都知事の政治資金問題、豊洲移転問題、東京五輪の巨額経費問題など、相変わらず政治とカネ(金)に絡む問題が次々と浮上した年でもあり、総合的な観点から「金」となったのでしょう。
2位3位4位は、ほぼ変わらず「選」「変」「震」の順でした。
今年は、イギリスにおけるEU離脱の国民投票、米大統領選挙、東京都知事選‥‥‥また、国内では18歳選挙権が導入されて初めての国政選挙もありました。
そういう意味では「選」も今年を表す漢字1文字と言えます。
そして‥‥‥‥そのマインドには、「現状からの打破」いわゆる、変革を求めるところから来ています。
「変」を求めて「選」を行う‥‥‥こんな事も今年の特徴的な部分であろうと思います。
また、忘れてはならないのが、熊本大地震です。
東日本大地震から丁度5年目の出来事でした。
今年も色々な事があり、悲喜こもごもの2016年でしたが、干支から少し今年を振り返って見ましょう。
今年は干支で言うと「丙申(ひのえさる)」の年でした。
丙は、形が明らかになってくる頃‥‥‥‥申は、果実が成熟して行って、固まって行く状態‥‥‥‥
言わば、2016年は完熟する年ではないものの、形がはっきりとし、固まって行くという成長段階‥‥‥‥頑張って来た人の努力が形になって行く年だったと言えます。
この基準に照らし合わせて見ると皆さん、どんな年だったでしょうか?
日本や世界を見ても、先ほどの漢字1文字で「変」とありましたように、現状の打破‥‥変革を求める動きが顕在化し、「選」挙というプロセスを踏んで、良い?悪い?は別にして、その方向性が固まって行った年だったと言えるのではないでしょうか?
当社を振り返って見ましても、この7月から組織の再編を行い、各々が何をしなくてはならないのか?が、はっきりとし、まだまだ成長段階にはあるものの、それぞれのやるべき方向性が固まりつつあるように思います。
そういう意味では正に「丙申」の年だったのではないか?と考えています。
では来るべき2017年はどのような年でしょう?
来年は干支で言うと、「丁酉(ひのととり)」にあたります。
干支は、十干と十二支の組合せ‥‥60種類から成り立っています。
従って、自身の産まれた年の干支が再び回って来ると60年が経過する事になり「還暦」となる訳です。
十二支は、子・丑・午‥‥‥というように動物の印象が強い訳ですが、十干も十二支も、「草木の種を蒔き、枯れるまでの一生」を著しているとされています。
歴史は繰り返される‥‥‥いわば統計学のようなものですので、どのような年回りかを予め、頭の片隅に入れて物事を進めるのも1つの道標になるのではないかと考えます。
では、2017年「丁酉」‥‥‥‥丁は、草木の形が充実した状態‥‥‥酉は、草木の果実が成熟しきった状態‥‥‥だそうです。
来年の年回りはいいようですね⁇
ん‥‥ちょっと待ってください‥‥‥‥‥‥‥
十干で言うと、今年2016年「丙」は、草木が伸びて姿形が明らかになった状態でした。
来年2017年「丁」は上述通りで、2018年「茂」は、草木が茂って大きくなった状態‥‥‥‥だそうです。
2017年「丁」は、時系列で見ると、まだまだ伸び盛り‥‥‥‥確かにいいですね。
しかし、十二支で言うと、今年2016年「申」は、果実が固まって行く段階、来年2017年「酉」上述通りで、2018年「戌」は、草木が枯死する状態‥‥‥‥という事だそうです。
十干と十二支を時系列で見ると、ちょっと矛盾を感じませんか?
丁はまだまだ伸び盛り、酉はもうそれ以上成長をしない‥‥‥‥という事になります。
歴史的に見ると、「丁酉」はソ連世界初の人工衛星打ち上げ、国内においても日本初の臨界、原子の火が灯された年でもあります。
その他、どの出来事においても、時代を作り、経済を支えて来たものばかりです。
しかし、後世、ソ連崩壊や原子力問題など、当時では予想をしなかった矛盾を現代は抱える事になってしまっています。
当時は良かったが、あまり度が過ぎると‥‥‥‥‥‥後々、しっぺ返しを喰らう‥‥この矛盾をはらんだ初年が「丁酉」‥‥‥従って事を進めるには慎重に‥‥‥という事ではないか?と思います。
まだまだ伸び盛りだから調子に乗って拡大路線を突き進むと、しっぺ返しに逢うかもしれない‥‥‥‥どこが伸び盛りで、どこが成熟しているのか?の見極めを、会社、事業単位で見直し、過信する事なく慎重に進めて行かなくてはならない‥‥‥‥‥‥‥こんな年だと思います。
そんな「丁酉」において、事を進めて行く上で1つのポイントがあります。
それは「外部の力」です。
歴史上の出来事を検証する中で、「丁酉」に上手く外部活用が成せれば、継続した成長を果たす事に繋がっているという事実があります。
俗っぽい所で例を挙げますとプロ野球です。
60年前の野球は大学野球が全盛で、プロ野球は低迷期そのものでした。
60年前の「丁酉」、図らずも大学野球からプロ野球へ1人のスターが入団します。
そうです‥‥‥‥‥‥長嶋茂雄氏です。
それ以降のプロ野球の隆盛は皆さんも知る所ではないでしょうか。
正に外部の力です。
しかし現在、プロ野球は再び低迷期を迎えています。
来たる2017年「丁酉」‥‥現状を打破する為には「外部の力」がキーポイントになるかもしれません。
長嶋茂雄氏の入団は意図的なものではありませんが、このような歴史的な背景や年回りを検証すると、私達は意図的に活用出来るのではないでしょうか?
当社において、2017年は新入社員の取り込みに力を入れます。
また、伸び盛りの事業「monocoto」がありますが、こちらはPBの取り込みからノベルティの取り込みへと優先順位を変更し、その活動プロセスにおいて外部の力を入れる予定です。
まずは初動活動、コーポレートサイトのリニューアルを実施し、日本最大手の運営管理会社と提携して、集客の最大化を図ります。
また、アナログ的な初期営業活動においても外部営業代行会社と提携し押し進めて行く予定です。
これら初動活動においては、運営管理会社、営業代行会社と当社でプロジェクトチームを結成し、私自身がプロジェクトリーダーとなり、PDCAを回しながら最適化を図ります。
また、品質面において、イオングループと提携をし、品質の作り込み〜仕様書作成、そして量産までのプロセスをチェック・指導・アドバイスを頂き、更なる品質の向上に努めて行く予定になっています。
これらは、今年の活動を客観的、俯瞰的に見る中で主体的に出来ていない部分だと感じた為、来年に向けて行う訳で、これも意図的ではないものの、上述の干支や歴史を紐解くと、「外部の力を活用して、進めようとしている事は間違いではない‥‥」と、私の背中を力強く押してくれたりもします。
まとめると、2017年は矛盾を抱えた年‥‥勢いはまだあるものの、調子に乗らず、外部の力を活用して慎重に事を前と進める年‥‥‥‥‥‥ではないかと考えます。
世界を見ても今年は、自国主義的な考えが主流になりつつあります。
方向性は選挙をもって、現状打破‥‥変革‥‥と固まった訳ですが、2017年以降もこのままの勢いで突き進めば‥‥‥いずれ衝突も‥‥‥こんな事もはらんだ年になるかもしれません。
各国のリーダー達は外部の意見に耳を傾け、2017年「丁酉」は、慎重に行動をして欲しいものですね。