9つのブランド戦略④ 末談:想いは1つ
皆さん、こんにちは‼
今週は若干、愚図ついた天気でしたね。
これからは、一雨ごとに寒くなって行くのかもしれません。
周りをみると風邪を引かれている方々も、チラホラと見かける様になって来ました。
日によって、気温がマチマチな時期ですので、お身体をどうぞご自愛下さい。
さて、話は変わりますが、今週も先週からの続きで、ブランド戦略について話をして行きたいと思います。
今週は、ブランド戦略第6弾です。
ブランド戦略①〜⑤までは、主に、目指すべき方向や事業に対する使命感、想いを「言葉」にして、社内共有を図り、お客様へ発信して行きましょう!‥‥‥こんな内容でした。
ブランド戦略⑤までが、スタッフ全員、主体的に行動が出来る様になれば、ブランディングの完成度はもはや70%は達していると言えます。
ここまでのプロセスは、ブランド戦略において特に重要なところです。
ブランド戦略⑥は、対外的な見せ方をどうするか?
手法論に近い内容です。
ブランド戦略⑥「基調色(トーン)をブランドイメージに合わせる」というものです。
デザイナーと協働するという事になってくるとは思いますが、まずは、前述のブランド戦略①〜⑤を明確にまとめ、その内容をデザイナーと共有する事が重要であると講演者の方は言われています。
そして、その中でもブランドイメージ色とリンクしてくるのが「ブランドコンセプト」だと言います。
ブランドコンセプトとブランドカラー(カンパニーカラー)は合っていますか?
例えば、「日本一あたたかい○○な会社」というコンセプトを掲げているのに、会社としての基調色は青‥‥‥ロゴマークもシャープな図柄だと、対外的に見て、違和感を覚えます。
色と心理学には密接な関係があり、「あたたかいイメージ」といえば、暖色系の赤やオレンジを頭に浮かべる人が大多数です。
ちなみに、私達のブランドコンセプトは「誰かを幸せにする歓びを共に」というもので、ブランドカラーは黄色にしています。
ブランド戦略⑥として、講演者の方は、コンセプトとカラーを合わせる‥‥‥手法論として、これも心理に訴える1つのテクニックであると言われています。
今週は短いですが、ブランド戦略については、ここまでとさせて頂きます。
末談になりますが、今週はやはり、この問題に触れない訳にはいきません。
全世界に衝撃が走りました「フランスのテロ事件」です。
本当に言葉が見当たりませんが、まず以って犠牲になられた多くの方々、ご遺族の方々に、心より哀悼の意を表しますと共に、負傷されました多くの方々にお見舞いを申し上げます。
痛ましく、悲ししい‥‥惨劇です。
何故?同じ人間同士であの様な酷い行いが出来るのか?
全く以って理解出来ません。
普通の人間なら、到底考えの及ばない残虐非道な振る舞いです。
絶対に許す事が出来ませんし、腹立たしく、憤りを禁じえません。
今こそ、全世界は団結をして対テロに臨まなくてはならないのではないでしょうか。
そんな中、先日、心を揺さぶられるある行動を耳にしました。
テロ以来、スポーツやコンサートなど、人が大勢集まるイベントは中止を余儀なくされています。
当然、集まる方々の安全は担保されなくてはなりませんが、もしかすると、これもテロリスト達の思う壺‥‥‥フランスの経済に大打撃を与える‥‥‥そんな事が目的かもしれません。
そこで‥‥‥心を揺さぶられる、ある行動。
先日、テロ後、各イベントが中止する中、イギリスにおいて、フランス対イギリスのサッカーの親善試合がありました。
その折、イギリス人のサッカーファンが、SNSで次の様な呼び掛けをしました。
「今度の試合、観客全員でフランス国歌を唄おう‥‥」
この呼び掛けは、すぐさま、イギリス国内に広がり、試合を観戦する多くのイギリス人達は、フランス国歌‥ラ・マルセイエーズを覚えたそうです。
そして試合当日‥‥‥トリコロールカラーに包まれたスタジアム‥‥大歓声の下、両国の選手入場‥‥‥ウィリアム王子がトリコロールカラーの花束をピッチサイドに献花‥‥‥1分間の黙祷‥‥‥‥そして、7万人のフランス国歌の大合唱‥‥‥。
黙祷の後、静けさをつんざく、割れんばかりの大合唱‥‥‥。
サッカーの敵味方では無く、犠牲になられた方々を想い‥‥‥フランスを想い、平和を想い‥‥両国が団結してテロには負けない‥‥そんな力強さと勇気が感じられ、心が揺さぶられました。
どれだけ、フランス国民に勇気と希望を与えた事でしょう‼
一方で人の醜さや残虐さがクローズアップされる中、人とは何と素晴らしいのだろう‥‥‥と思えた瞬間でもありました。
1人の行動が、その輪を広げ、国民全体に伝わり、その想いを1つに団結し、全員で行動をする‥‥‥‥。
私達一般もそうですが、いい時ばかりではありません。
苦しい時こそ、一致団結をして事に臨まなくてはならないですね。
私達はフランスと共にあります。
想いは1つです。
今こそ全世界が団結しましょう!
合掌