高い価値
皆さん、こんにちは‼︎
大阪もどうやら梅雨入りをした様ですね。
これからすっきりしない天気が続きます。
気が付けばもう6月です。
奈良県香芝市にある本社工場近隣の田んぼでは、田植えも始まりそうな感じです。
暫く纏まった雨もありませんでしたので、農家の方々には、これからの雨が恵みとなればいいですね。
さて、6月といいますと私達の会社では年度末にあたります。
現在は最後の追い込みという事になります。
時には、行動のメリハリを付け、チーム一丸となって必死に追い掛ける‥‥‥このような事は必要だと考えますし、金融機関を筆頭に各々の会社において年度末は、当たり前の様に実行されているのではないでしょうか。
一年に一度位、全員で最後の目標に向かって食らいつく‥‥こんな事で、チームとしての方向性、勢い、結束が生まれるのだと思うのです。
本来であれば、目標の前倒しで達成するのが望ましいのですが‥‥‥。
翻って私達の会社は、海外からの輸入が多く、今年度は急激な円安に見舞われ、利益目標の下方修正を余儀なくなれ、その対応に苦慮した1年となってしまいました。
幸い、全額とは行きませんが、クライアント様への売価転嫁‥‥とりわけメイン顧客への売価転嫁が出来た事、また、売上が前年比約20%増という事もあって、期首利益目標には遥か届かないものの、何とか格好は付きそうで安堵しています。
ただ、引き続き為替動向から見ると、更に円安が加速しています。
今後も厳しい対応が迫られる事になります。
来たる次年度を考えた時、選択と集中という観点から、何を切り捨て、何を残すのか?今一度、徹底的に議論をし、抜本的な改革を速やかに断行し、生産性の高い活動と結果を出せる組織にしなければならないと決意を新たにし、次年度の青写真を描いているところです。
話は変わりますが、まぁしかし‥‥‥本当に時の経つのが早いと感じます。
「あれからもう1年経ってしまったのか」
「この1年、何をして来たんだろう」
「目に見えた成果は残せたのだろうか?」
「いつもながら、動いている割には結果が出ないなぁ」などと、ついつい考えてしまい、反省をする事しきりです。
最終数字や結果は、私達が1年間行って来た活動の答えです。
思う様な結果が得られなかった場合、その政策、そして活動を当然ながら見直さなければなりません。
一般に言われる様に、時間は全てにおいて平等です。
その時間の使い方が人それぞれ違い、価値に差を付けてしまうだけなのです。
仕事において、高い価値を見出したいのであれば、まずは正しい考え方、原理原則に則っとる事が大事です。
そしてその高い価値は、時間効率×量で表されます。
仕事に対する正しい考え方に基づいた、生産性の高い活動を最小時間で行う事。
そして、それを短い時間で済ませ、量をこなす事。
その結果、高い価値が得られるという訳です。
生産性の高い活動は磁石と同じです。
動けば動く程、多くの結果を吸い寄せてくれるものなのです。
しかし、残念ながら逆もあります。
これは、時間を粗末に使い仕事における価値を得られない事象です。
そうなれば、いくら動いても結果が得られる事はあまりありません。
その様な人は、自身では気付きませんが、仕事に対する考え方ができていなかったり、道理が分かってなかったり、課題や疑問が見えなかったり、自分中心の考え方だったりします。
そういった考えがベースにありますと、「何をしなければならないのか?」「何の為にするのか?」「いつまでにしなくてはいけないのか?」などの考えが及ばず、与えられた作業や業務の生産性の低い活動に終始してしまいます。
結果‥‥高い価値は得られませんし、場合によっては、動いた割には1つの成果もなかったという事になり、時間やお金を無駄に使っているという事になってしまうのです。
これは、前回のブログでも書かせて頂いた「トヨタの仕事基本大全」でも同じ事を言っています。
トヨタでは「体は動いていて忙しそうにしているが、価値を生む様な生産的な動きになっていなければ働いているとはいえない」と言われています。
正に仕事における道理です。
この理屈が心底分かる様であれば、仕事に対する正しい考え方が出来ているとも言えるのかもしれませんね。
時間は、生きとし生けるもの、全てに平等です。
それを如何に使うかが、その人の岐路の分かれ目なのです。
同じ時間を使うのであれば、高い価値を見出せる様に、生産性の高い活動に時間を使いたいものです。