完全一極集中

皆さん、こんにちは!!

今年も明けて10日余り、特に今週は年始の挨拶回りなどで慌ただしく過ごされた事と思います。

年始早々は暖かった気候も、ここに来てかなり寒さが増している感じですね。

週末も相当の冷え込みが予想されている様です。

皆さん、風邪などお召しにならない様、ご注意をして下さい。

さて、私は今、東京へ向かう新幹線でブログを書き込んでいます。

大阪ー東京間を行ったり来たりする様になって随分な年月が経っています。

そんな中で、ここ最近、東京と大阪のギャップが如実であると感じる事があります。

それは、非正規社員やバイトの雇用という点です。

昨年、2020年東京五輪決定をした9月以降、建設業を中心に人の囲い込みが始まっていて、その時給においても上昇基調にあります。

例えば、年末、幕張において大手GMS の巨大モールがオープンをしました。

その折、聞いた所によりますと、時給1200円で募集をされたそうです。

この時給でも破格と云える訳ですが、それでも当初予定した人員が集まらず、面接においては、元気で挨拶出来ればOK ……。

それでもまだ、足りず、もう少し時給を上げて募集をした。

そうすると、その周りの企業に働くワーカーの方々は、時給がいいので、そちらに移る。

周りの企業も、それは困るので時給を上げて慰留をさせる。

真実の程はわかりませんが、この様な一連の動きがあったと誠しやかに言われています。

アウトバウンド業やインバウンド業においても多くのワーカーの方々が働かれていますが、ここにおいても人手不足が深刻だという話を聞きます。

これだけを聞くと、小バブル?と思ってしまいますが、大なり小なり、東京においては、この様な状況になりつつあると思います。

消費動向にはまだ結び付かないまでも、4月以降、予算が執行され相まって近い時期に動き出しそうな予感を感じさせてくれます。

一方、大阪に目を転じますと、ワーカーの人手不足なんて話は、遠い昔の事で、時給がつり上がって行くという話は夢物語です。

東京に行けば、あちらこちらで建設現場を見かけますが、大阪においては探す方が難しい……そんな状況です。

この東京と大阪の温度差には、些か驚いています。

タイムラグがあって、いずれ大阪にも景気の波が来ればよいのですが……。

私の考えは、以前の産業構造であれば、その可能性は大いにあったと思いますが、やはり時代は完全一極集中に動いている様に感じます。

従って、私達、企業人としては、「選択と集中」という観点から、東京に特化した戦略を実行する事が肝要であると思います。