面から個へ
皆さん、こんにちは!
随分、寒くなって来ましたね。
もう秋を通り越して初冬という感じです。
暦も早、11月になってしまいました。
私達の会社では、毎年1回、11月の第一土曜にゴルフコンペを開催します。
購買先や関係者の方々をお招きし、日頃の感謝と、相互の親睦を目的としたゴルフコンペで、回を重ねて18回になります。
明日、開催ですが皆さんに楽しんで頂きたいと思います。
私も漸く50肩も完治し、この春頃から再び少しずつ練習を開始し、スコアの方も良くなって来ました。
そこで、友人のアドバイスもあり、ゴルフクラブを約20年振りに全て買い替えました。
流石にゴルフクラブも進化していますし、トレンドも大きく違って来ています。
私が一番、変わったと感じたことは、その販売方法です。
昔はその市場の最大公約数を掴まえ、既製品を大量生産し、セット販売して行くという販売が主流でした。
今は、その販売方法も依然コア販売として現存していますが、加えて、個人のニーズに、よりマッチした販売方法が伸びている様に思います。
個人のスイングチェックをし、そのヘッドスピード、回転数、ミートの正確性などをデータ取りして、その人に合ったクラブの製作をしてくれます。
実は、今、どの業種においてもこの様な流れになっている、又はなって行くと考えています。
市場の最大公約数を掴まえて大量生産し販売して行く、そして一方でコアなお客様のニーズに徹底して応えて行くという販売、最低限この2通りの販売方法を持たなくてはならないのだろうと思うのです。
物が無い時代においては、大量生産販売で充分だったのかもしれません。
しかし、物が余り、消費が伸びない時代にあって、コアなお客様というのは、その市場のファンであって、時代とはあまり関係なく、その市場で消費する率が高いと云えます。
従って、コアなお客様のニーズに、より深くお応えする販売方法を備え顧客管理をして行く方向に時代は流れて行っていると感じるのです。
例えば、自動車業界において、トヨタはコア顧客向けに「レクサス」を提供しています。
これは販売方法や対応も従来とは全く違った戦略を取り、コア顧客のステータスを煽っています。
一方で市場の最大公約数を掴まえた大量生産販売もあります。
今回、新聞紙上を賑わせている家電メーカーはどうでしょう?
例えば、パナソニックやシャープの場合、その販売方法は旧態依然とした市場の最大公約数を掴まえた大量生産販売です。
今までは、物が無い時代、又は、技術力が他国より優れていた為、売れて来ただけではないでしょうか?
それであれば、他国や韓国も日進月歩で技術力を上げ、技術力の差がほぼ無くなり、価格だけの勝負になってしまえば、消費者は安い方をチョイスするということは、ごく当たり前のことではないか?と考えています。
家電メーカーの失敗は、コア顧客に対してそのニーズにお応えをする、仕組みと販売方法を構築出来なかったところにあったのではないか?と思うのです。
私達のビジネスモデルも、市場の最大公約数ではなく、その中の個々の会社に対応するビジネスモデルになっています。
久し振りにゴルフクラブを買い替えに行きましたが、やはり、時代の販売方法は、面から個へ向いている様です。