70億分の1
皆さん、こんにちは。
今週は東京でも初雪を観測しました。
週末は冷え込みそうですし、インフルエンザも流行していますので、お身体にはご自愛下さい。
先日、会社のスタッフとお客様への挨拶方々、東京を回りました。
改めて東京は大阪に比べて人が多いと感じます。
そんな中、ふと車中から町行く多くの人達を眺めていると「これだけ沢山の人達が居てるのに、丸っきり同じ顔立ちの人はいないなぁ」と、当たり前のことかもしれませんが、なぜか不思議な思いを覚えました。
そう言えば双子といえども、よく見ると違うものです。
顔立ちも去ることながら、道行く人達は一人一人髪型も違えば服装も違います。
今や世界人口は70億と言われます。
やはり私達は70億分の1、自分の代わりは誰一人いません。
その昔、私も小さい頃、この様な人になりたい、あの様な人になりたいと考えていた記憶があります。
憧れや尊敬でその人を目指すということは成長過程においては必要なことかもしれません。
尊敬する人は?という問いには今でも父ですと答えますが、父の様な人になりたいか?という問いにはNo と答えます。
私達一人一人は家族や兄弟であっても、その影響は受けるものの、顔立ちも考えも異なる、世界で一人しかいない人なのです。
誰々になることが正解?頭がいいことが正解?お金持ちが正解?結婚することが正解?
相田みつをさんは「自分が自分にならないで誰が自分になる?」という様な詩を残されています。
相田さんも恐らく苦悩の末、その様な境地になったのでしょう。
先程の問いで誰の様になりたい? と言われたら私は「自分である」と 答えます。
しかし、かくゆう私も正直、まだ自分になっているとは言えません。
これは人生を通してのテーマなのかもしれません。
今、50歳を越え、そんなことが分かりだし、そして少し自分に近づき出し楽になっている部分が出てきました。
トマトがトマトであるあいだは本物 トマトをメロンに見せ様とするから偽物になる
自分自身は世界で唯一無二の人です。 それだけでも、なんと素晴らしく誇らしいことではありませんか。
私も含めて、皆さん自分になる旅を楽しみながら続けて行きましょう。