大和撫子

皆さん、こんにちは! しかし、暑い日が続きますね。

先週には早くも、梅雨が開けたそうで、今年の夏は長くなりそうです。

熱いと言えば、昨日の「なでしこジャパン」の闘いもかなり熱いものでした。

そうです、女子ワールドカップ準決勝のスウェーデン戦です。

私も半ば部が悪いのではと思いながらも、朝4時に起き、観戦しました。

結果はご存知の通り、3-1で、日本の勝利です。

最近、よく思うことですが、日本の女性達は随分、強く、たくましくなってきたと感じています。

「なでしこジャパン」も去ることながら、先週は全米女子プロにおける、宮里藍、美香両選手の活躍、又、一般の女性の方々に至っても、その印象を強く持っています。

私には、子どもが3人いて、各々20才を越えました。

その年代の男の子、女の子を見ても、女性がリードして、男の子がついて行っている感じがします。

どちらが、良いとか悪いということではなく、女性の方が今の時代においても、自ら明確な基準や方向性を持っていて、決断、判断が早く、それを行動に移すスピードも早くなっている方々が増えて来ていて、男性は逆に減って来ているのではないか?と思うのです。

その為、女性のあとをついて行っている印象を強く持つのかもしれません。

弊社にも、大勢の女性パート陣の方々がおられ、似た状況があります。

仕事の内容はというと、全国の約3000店にのぼる各店舗から、受注が入り、その店の受注に合わせて、商品を取り揃え、その日のうちに出荷するという作業です。

当然ながら、この方々はパートの人達なので、会社における責任や待遇面は正社員に比べて、低いわけです。

本来なら、正社員が決断、判断をして、やかましく言いながら、パートの人達を指導するということなのだろうと思います。

しかし、この方々は違います。

自分達が与えられた環境の中で、「どの様にすれば、早く仕事が出来るのか?」「効率があがるのか?」「間違いが無くなるのか?」「職場環境がよくなるのか?」など、絶えず考えている節がよくわかります。

そして、みんなでコミュニケーションをとり、話しあい、この方法が良いだろうとの結論に達した事項は、報告、了承のもと、実行に移してくれます。

今までのやり方、環境に甘んじることなく、そして、指示されるまでもなく、改善、改善の繰り返しを絶えず自らが行ってくれているのです。

加えて、出荷が滞って来た場合などは、残業はもとより、女性の人達ですので、様々な用事はあると思いますが、土日に関わらず、自ら判断し、出勤をして、その責任と結果を全うしてくれています。

この様な状況ですから、これもまた、男性社員が、後からついて行っている感が拭えません。

また、全体的に見ても、指示待ちの状況が多く、言われてから、考える為、理解力も遅く、指示された環境又はその延長線で、どうこなすか?という位にしか考えが及んでない感じがします。

これでは、判断、決断をすることは困難です。

最近、弊社では、明確な結果までは出ていないにせよ、少しずつ変わって来たと私自身は感じ始めていますが…

総じて、私達が今まで働いて来た環境は、日本の産業構造上、また、拡大成長上、受注した物や指示を、如何にこなすか?ということに終始して来たと言っても過言ではありません。

従って、私達が判断、決断したきたと考えていても、ただ単に枠の中での、判断、決断であって、本当の意味での判断、決断はしてこなかったかもしれません。

現在の会社組織においても、ことなかれ主義が横行している感がありますし、政界においても、保身のオンパレードです。

こんなことを、何の疑いもなく、行っていたのでは、頼りにならない、何の結果も出していない、と思われても致し方ありません。

今回の「なでしこジャパン」の面々も、その多数はアマチュアだそうです。 要するに、働きながらサッカーをしているわけです。

決して恵まれているという環境ではない中、自分達の信じた道を、力強く歩んでいる様に見えます。

単純な比較は出来ませんが、男子サッカーはプロリーグとして、恵まれた環境でサッカーをしているわけですが、その昔、実業団チームとして、試合を行っていました。

今の女子サッカーと同じ環境です。

その時代は、ワールドカップに出ることは夢の又夢という感じでした。

今回の快進撃には、大和撫子のたくましさ、強さが感じられます。

日本男児の皆さん!

時代や環境がどの様に変化しようが、自分達の道は、自分達で切り開いて行かねばなりません。 待っていても、誰もやってくれません。 その為に、方向性に沿って、自らが判断、決断をし、実行に移し、結果が出るまで、改善を繰り返し行わなければならないのです。

敵は己自身の甘さにあるのです。

今の時代でも、イキイキと突き進んでいる、大和撫子達を見習って、日本男児の魂を燃やして行きましょう!