娘の彼氏
皆さん、こんにちは。
今日はまさに、5月の陽気といったところでしょうか?
日本には四季があり、豊かな自然を育んでいるわけですが、昨今はそのメリハリも、いささか無くなりつつあるのかなぁという感じがします。
今日の陽気も長くは続かず、明日以降は早くも下り坂の様です。
さて、話は変わりますが、先般 娘の彼が挨拶をしたいということで、会わなければならないことになりました。
父親としては、非常に複雑な気持ちです。
娘も私ももうそんな年になったのかと感慨深いものがありますが、私としては、どんな人を連れてくるのか?楽しみにしていました。
まだ、二人とも若く同じ年で、今年大学を出て同じ会社に就職をしました。
ですから、直ぐ結婚ということはありませんが、「一度ご挨拶に行きたい」ということで、会うことにしたのです。
かなり緊張をしていた様ですが、スーツを着て、まず挨拶にくること自体、今の若い人には珍しい感じもします。 (こんなことを言うと年をとった証拠かもしれませんが)
しかし、まずその報告をキチンとした形で行ってくれることに安心感があります。
彼は、筑波大学でサッカーをしていたそうです。 大学サッカーとしては名門ですし、その厳しい中で、礼節や先輩に対する接し方、又ストレス耐性なども自然と身に付いたのかなぁと感じました
多くの一流企業が体育会系の人達を採用する理由を垣間見たようでした。
これは、仕事においてもそうてすが、社内においては、まず上司に、強いてはその先のお客様に安心感を与えなければ、信用、信頼をされません。
それは、やはりタイミングのよい報告、連絡、相談にほかなりません。
「わかっている!」と言われるかも知れませんが、これが、なかなか出来ている人は圧倒的に少ないものです。
上司やお客様が欲しいタイミングでの報告、連絡。 案件などが間延びした状態での、進捗報告や連絡。
これらは、上司やお客様との「温度」や「思い」を共有しておかなければタイミングのよい報告や連絡は実行出来ませんし、自分が報告、連絡したいと思うことより、上司やお客様が「どんな情報を今望んでいるのか?」を常に優先させなければ的確な、報告、連絡は出来ないものです。
以前「卓越の戦略」という話を少ししました。 簡潔に言うと、自分のことより相手を優先させなさい、というものです。
厳しい体育会係で揉まれて来た人達は、先輩に指示されれば、自分のやることがあっても、それを後回しにしてでも、先輩の方を優先させることが当たり前の様に行われています。
このような経験を積むことで、社会に出て、その会社の業務、ルール、知識を教えるだけで、即戦力として活躍出来るのかもしれません。
ちなみに、娘も彼も、ある証券会社に就職しましたが、約1ヶ月の研修の後、1日に300件の飛び込み営業、その中で名刺交換は10件以上、これらの日々の営業活動を繰返し、年間ノルマは100件の口座開設と10億円の資産運用ということだそうです。
そして、今は毎日帰宅した後、その日に頂いた名刺先へのお礼の手紙、日経新聞のチェック、業務知識の復習、資格を取る為の勉強という具合です。
それで、手取り18万円くらいで、3年間はほぼ据えおき、4年目から実績に応じて反映される仕組みになっているそうです。
皆さん、どうでしょう?
やはり、一流企業は、会社にとって新しい顧客を生み出すことの重要性、それに向かっての活動が明確だと考えます。
その営業活動以外の、業務知識、準備作業は帰宅後しなさい。
会社に来れば、営業は営業活動をしなさいという考えが徹底しています。
そして、その結果と賃金体制がリンクしているので、労働分配率を損ねることはあり得ません。
仕事は会社によって違いますので、一概には言えない部分もありますが、娘も彼にとっても、自分を成長させてくれる会社に就職出来てよかったと私は思います。
最初はあれもこれも短期間で覚えなければならないので、大変だとは思いますが、自分の将来の為に頑張って欲しいものです。