茶番劇

皆さん、こんにちは。

今年は例年よりもかなり早く、梅雨入りしたそうです。

昨日も東京では雨模様で肌寒い感じでした。

暑くなったり、寒くなったり、体調を維持することが難しいですが、どうかご自愛下さい。

さて、政治の世界も、あっちいったり、こっちいったりと忙しい様です。

この国は今、未曾有の危機にあると思います。
バブル崩壊以降、一向に経済が良くならない状態が続き、国民の生活が貧窮している中で、今回の大震災、大津波、原発事故です。

特に被災地の方々は、生きて行くことに必死に自らを奮い立たせ、頑張っている状態です。

その様な人達から見て、今回の政治における茶番劇はどの様に映っているのでしょうか?

本来、政治の本質的な役割は、国民の生命、財産を守るということだと考えます。

国民の為と言いながら、自分達の保身や野望を成就する為に国民を利用しているのでは?と思うくらいです。

野党から出された内閣不信任案に、これ幸いと、政局のガードに使い、又自分達の目的が果たされそうになれば、一転反対に廻るといった具合です。

まるで風見鶏の様です。

言葉巧みに発するわけですが、どこに、大儀があるのでしょうか?

勿論、菅首相にも大儀はなく、情けない限りです。

1日も早く、原発事故を収束させ、被災地の方々が安心して生活出来る状況を作り出さなければなりません。

そして、この日本を再び成長路線へと導かなければならないのです。

政治家が、大儀のない風見鶏の集まりでは、その国は不幸です。

原発もさることながら、政治家のメルトダウンは一向に止まりそうにもありませんね。

政治空白と言われて20年、私達国民も、ややもすると自己中心的な考えになっていたところ、今回のこの災害を糧に、私達は、日本民族古来の互いに助け合う心、譲り合う心、逆境に負けない強い精神力というものを取り戻し、今日を精一杯に、そして、明日の光を信じ、歩もうとしています。

日本の政治族という種族だけが、いつの時代においても、権力闘争に明け暮れています。

平成に入って、菅首相で確か16人目だと思います。

国民がしっかりしているから、こんなことも出来るのでしょう。

普通に考えて尋常ではありません。

かつて坂本龍馬が、西郷隆盛の人物像をこの様に形容しています。

「小さく打てば、小さく響く。
大きく打てば、大きく響く。
腹が据わっていて、私利私欲がない。
誠に堅物で付き合いにくい。
しかし、この様な人物でないと天下の大事は任せられない」

と。

政治家は、又そのトップに立つ首相は、国が進まなければならない道を、ただひたすら見据え、井戸塀のごとく己を捨て、私達を導いて欲しいものです。