時代おくれの仲間達

皆さん、こんにちは!

暑い日が続きますね。

今日から7月1日、後半戦のスタートと同時に、私達の会社にとっては新年度のはじまりです。

さぁ今期も「頑張るぞ」と気持ちを新たにしているところです。

話は変わりますが、先般ブログでも紹介しましたが、エクアドルに住んでいる友人が、帰国しました。

話を聞くと、政権が変わり治安が悪化して、商売の規制も厳しくなったそうです。

こんな事を聞くと、日本も様々な問題はあるものの、いい国だと改めて思います。

日本で仕事を見つけ、家族を呼ぶとのことです。

彼が帰国したとのことで、久しぶりに仲間で集まることになり、酒を酌み交わしました。(お酒が飲めない連中も数人いますが…)

彼にとっては、何十年振りということですが、私にとっても数年振りに会う友人もいて、その日を楽しみにしていました。

もう50を過ぎましたので、久しぶりに会うと、見た目には随分変化はありますが、会って直ぐに高校生代にタイムスリップしたような感じで、ほんと楽しく貴重な時間でした。

愉快な仲間達なので、皆さんに、彼らのプロフィールを簡単にご紹介したいと思います。

今回集まった仲間の多くは、大阪の明星高校野球部OBです。

その中の数人は、明星中学から一緒です。

私達が小学校6年の夏、大阪代表で甲子園に出場したのが、明星高校でした。

惜しくも、準々決勝で優勝した大分県代表の津久見高校にサヨナラで負けてしまいました。

当時私の地元の中学には野球部がなく、上述の強い印象から明星中学に進学したのでした。

何人かは、やはりその印象が強く、同じ思いを胸に明星に集ったのです。

ただ、私は中学で野球部に入って、足を壊し、ドクターストップで、敢えなく挫折してしまいましたが……。

さて、前段はこれ位にして、私の仲間を紹介します。

上山 今回の主人公。 仕事の関係でエクアドルに行き、そのままエクアドルに永住し、現地の女性と結婚、スペイン語は当然堪能。 温厚な性格で冷静、大陸的でナイスガイ。 現在、日本で就活中。

皆さん、いい職があれば、ご紹介下さい。 お願いします。

よしお 現在、東大阪で叔父さんが会長を勤める某中小企業に勤務し、営業を統括する部長として活躍中。陰の社長。 私とは小学校から少なからず縁があり、中学、高校、大学と一緒。 面倒見がよく、気配りの出来る、ほんといいヤツ。

柳 現在、父親のあとを継いで会社の社長。 仲間では一番長く野球をやり、大学では東都リーグで活躍。首位打者争いをするも打点は1。 ハートは弱いが優しい。 一時は、経営難から「うつ病」になるも、復活。

金山 若くして、独立するも交通事故を起こし、生死をさ迷う。奇跡的に一命をとりとめ、現在は某大手倉庫に勤務。 彼は、明星ではなく、上山の大学時代の友達で、何故か気が合い仲間に。 温厚な性格で、付き合いがいい。英語堪能。

桑 現在、某中小企業の総務部長。 当時の明星野球部のエース。 2年の時は、超一流、一匹狼の性格から、3年の時もう少し真面目に野球していれば、甲子園へ行けたかも… つい最近、次男坊を20才の若さで交通事故にて亡くす。 彼の精神力の強さは、さすがエース。もうすぐ、おじいちゃんになるらしい。

あつし 現在、某大手薬局チェーンの開発担当。 当時の明星野球部のキャプテン。 人望が厚い?一番胡散臭いかも(笑)

高3の夏の大阪予選、彼は補欠に甘んじ、試合に出れませんでした。 準々決勝、その年全国制覇したPL学園との一戦。 敗色濃厚の9回2死から代打として、この夏、最初で最後のバッターボックスへ。 カウント2ー3からファールファールで粘り、次のストレートを強振、乾いた金属音を残し、糸を引く様なセンター前ヒット。 その時、高校の3年間がみんなの脳裏に去来し、観覧していた私達の目からは、一筋の涙が……

そーちゃん 現在、父親が経営する会社の専務として活躍。 高級外車を乗り回し、未だ青春真っ只中。 口数が少なく、いつもヌボーっとしている。 それが、そーちゃんやから、やっぱりそのままでいて欲しい。 付き合いがいい。

宮さん 彼は、明星高校剣道部。 現在、歯医者の開業医として活躍中。厚生年金病院、警察病院と渡り歩いて来たので、腕は一流。 頭がいいので、理屈っぽいが、友達思いで優しい。

としつぐ 私達より、4才下。私の家の近所で昔から弟の様な付き合い。 何故か知らないが、みんなと気が合いいつも一緒に。 私達仲間はわがままが多いので1人位、後輩がいた方が何かと便利かも…。しかし、嫌がらず付き合いもいい。 上人間。

と、まぁこんな感じです。

それぞれ、個性的で性格もバラバラ。この連中をモチーフに、小説を書けば面白いんじゃないかと思います。 しかし、理屈じゃないですね、仲間というのは。

30代、40代は各々が、仕事に生活に忙しく、なかなかみんなが一同に集まるということは出来ませんでしたが、50を過ぎて、ひとつの人生の壁をこえ、少し考え、仕事、生活ににゆとりができ、今回の再会を機に距離が縮まった感じがします。

みんな、各々いい年の取り方をしています。

私が好きな歌で、カラオケに行くと、よく唄う、河島英五さんの「時代おくれ」という歌があります。

この歌が好きな理由は、その歌詞にあります。

♪昔の友には優しくて 変わらぬ友と信じ込み あれこれ仕事もあるくせに 自分の事はあとにする………♪

こんな歌詞です。 私の仲間は、この歌詞を地でいってると思います。

今の時代には、珍しい絶滅危惧種で、不器用な連中ですが、私にとっては、気の使わない、居心地のいい仲間達なのです。

当然、一生涯付き合うことになると思いまが、これからは上山も帰国したことですので、もっと時間を共有し、仲間と第2幕の青春を楽しみながら、互いに年を重ねて行けたらなぁと考えているところです。

久しぶりに、お腹を抱えて笑った、楽しい時間でした。

みんな、ありがとう。