電産方式
皆さん、こんにちは!
今日は肌寒い感じですね。 何か、ここ最近の天気は異常な感じです。
茨城地方の竜巻にしても、私が小さい頃には、竜巻が日本で発生したということは記憶にありません。
その時、私も東京にいました。本当に午前中はよい天気でしたが、午後から急にドス黒い雲がでだしたかと思うと、突然凄まじい雨、風、雷が約1時間位吹き荒れていました。
その後、茨城地方で竜巻へと変わり、また甚大な被害が出てしまったということです。
ゴールデンウィーク中も、天候にあまり恵まれませんでした。
本来なら、この5月という月は日本において一番過ごしやすい時期のはずですが……。
突然スコールがやってくる亜熱帯地方のような気候になってしまったのでしょうか?
先ずもって、被害に遭われた方々には、心よりお見舞申し上げます。
さて、以前にも「時間の使い方」について、ドラッカーの経営哲学を用いて話をさせて頂きました。
精密モーターなどを製造されています日本電産株式会社永守社長もやはり同様の価値観を持たれています。
「どんな人間にも、どんな会社にも、1日24時間という条件は平等だ。その中でどれだけ自身の真の仕事に打ち込むかが成否の分かれ目となる。」と言われています。
永守社長は28歳で日本電産株式会社を設立、現在グループ約170社、社員約15万人のグローバル企業へと成長させました。
「情熱、熱意、執念」「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」などの独自の経営哲学を持ち、常に前向きで積極的な考え方・行動の重要性を説かれています。
上述の言葉は、多くの方々が耳にされているのではないでしょうか?
日本電産株式会社ではまた、独自の営業方法があります。
営業の方法も各会社によってそれぞれ異なるはずです。
昨今のトレンドとして、営業は営業、購買は購買、営業の中でも、新規開拓・ルートセールスなど分業化をされている会社が多いと思います。
日本電産株式会社では、堅くなに創業時の営業スタイルを守っていると聞きます。
自身の顧客に対しては、仕入から販売までの全てのプロセスを担当営業マンが行うというものです。
「何故なら、担当営業マンが全てを把握しておかなければ、顧客に対して正確な情報を的確にお答え出来ないからだ」ということだそうです。
全く持ってその通りだと思います。
弊社も今は、出来るだけ分業せずにと考えますが、やはり一部においては、その処理スピードの遅さや社員可愛さのあまり不可を避け、自社の都合で分業しているところもあります。
反省せねばなりません。
当然ながら、日本電産は中途半端な販売金額ではありませんをので、1つの受注に対する業務は膨大です。
また、今の時代、既存顧客は目減りしますので、新規開拓も並行して行い、新しい売上を加味して前年を上回る目標を達成していかなければなりません。
1人の営業マンは、既存顧客の全ての業務管理(維持管理業務)と新規開拓売上(有効活動)を行い、そして前年を上回る目標を各々が実行して行くわけです。
こうなるとやはり、1日の時間の使い方というところが一番重要になってきます。
時間があるから無駄に時間を使っているのではないか?
本当に今の時間を、その業務や雑用に使わなければならない?
どうしても今、顧客や購買先に行かなければならない?
1日は24時間。
皆さん、もう一度よく考えてみましょう。