ミッション経営
皆さん、こんにちは!!
如何、お過ごしでしょうか?
私は今、東京に居ます。
こちらは、曇り空で肌寒く、朝晩はセーターがいる位です。
週末はあまり気温が上がらない様ですが、ゴールデンウィーク後半の4連休ということですので、大いにお楽しみ下さい。
さて、最近、経済雑誌等を見ていますと30代の優秀な経営者が目につきます。
また、成長している企業においても優秀な30代の社員が多いと感じます。
彼らの特徴は、スマートで革新的、勉強熱心でビジネス地頭が出来ている、そして仕事を楽しんでいる、そんな印象です。
私の30代はというと、ちょうど東京に進出した頃で、ただがむしゃらに一生懸命してただけで、上述の人達とは全ての面で「月とスッポン」程の差があったと思います。
今、思うと、その時に見えている、又は考えが及ぶ範囲で一生懸命していただけで、その様な人達とレベル・スキル・考えの差が「月とスッポン」程、あることすら分かりませんでしたし、仕事を楽しんでするというレベルには程遠かったと思います。
どうでしょうか?皆さんも、この様な感情やジレンマをお持ちではないでしょうか!
私と同様に、その差も今は分からないという感じでしょうか?
ところで、皆さんは趣味をお持ちでしょうか?
自分の好きな趣味をしている時間は、楽しいものです。
よく、これに例えて、仕事もその様に考え自己啓発しなければならいと言われることがあると思います。
確かに、その通りではありますが、仕事に対する心構えということ位で、自己満足の域を出ませんので、仕事の本質ではありません。
皆さんは自分以外に大事な人はおられますか?
例えば、妻、夫、子供、親、兄弟、場合によってはペットでもいいかもしれません。
自分の本当に大事な人を思う気持ち、そしてその人が喜ぶ何かをしてあげたいという行動は自然と沸き起こるのではないでしょうか。
この感情による行動が仕事の本質です。
自分達には大事なお客さまがおられる。 そのお客さまに無条件で何か喜ぶことをしてあげたい。
この活動を継続的に行うことです。
もし、現在、その気持ちになるお客さまがおられないのなら、心底、大事だと思えるお客さまと巡り会う為の活動からしなくてはならないのかもしれません。
上述の30代の優秀な人達は、この本質を心底理解し、そして、勉強やデータに裏付けされた論理的思考のスマートさを併せ持ち、更に、大局的な世界・日本情勢の方向性から革新的な策を講じ結果を出す、こんなことが出来てしまっています。
自社の理念や事業コンセプトに基づき上記の活動をすることを彼らはミッションと呼び、揺るぎのない感情を持ち続けています。
私がこれらの事に、総合的に理解し、策を講じれる様になったのは40を越えていました。
今の経営は、定量的判断基準(コスト・売上げ・損益・効率……。)定性的判断基準(経営理念・哲学・倫理・社会的責任・社会的使命・感情価値……。)これらの事項を総合的に判断し、論理的思考を持って、絵を描いていかなければなりません。
しかし、日本の30代に優秀な人達が沢山おられるということは、誇らしく嬉しい限りですし、もっともっと、その様な人達が出て来て欲しいものです。
私にとっても、その様な人達と仕事の話をすることは刺激的でしたし、まだまだ勉強を重ね、視野を広げていかなければならないと感じた次第です。