緊張と緩和

皆さん、こんにちは!!

1月は「行く」と言われていますが、文字通り、あわただしく1月は過ぎ去り、今日からは早くも2月です。

今週末は雨模様の予報が多い訳ですが、比較的暖かく、3月下旬位の気候だということです。

寒さも取り敢えず一幅し、私達も一息つけるという所でしょうか。

さて、先般テレビを見ていますと、脳科学者の茂木健一郎さんが出演されていました。

そこで興味深い話をされていましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

脳科学の世界で、自身の能力が最大発揮できる状態は「フロー状態」にある時だということです。

フロー状態とは、集中しているがリラックスしている状態だそうです。

座禅をしていて境地に入った状態と考えればイメージしやすいかもしれません。

そして、逆に自身の能力が発揮出来ない状態は、脳が「緊張状態」にある時ということです。

私も経験がありますが、緊張したり、テンパったりすると、思考が回らず言葉すら出てきません。

上述の様に常に脳を「フロー状態」に保つということは、難しいかもしれませんが、脳の「緊張状態」を少しでも緩和するということは出来ます。

茂木氏曰く、「緊張状態にあるということは、目の前の課題と自身のスキルに大きなギャップがある」言い替えれば、「自身のスキルと課題が高い位置で一致」していれば緊張状態ではなくなり、自身のパフォーマンスが発揮出来るということになります。

例えば、人前で話すということを想定した場合、誰もが最初は緊張をし、上手く話せません。

しかし、様々な知識や情報、話し方、経験値などにより、自身がスキルアップされて行くと少しは緊張が緩和されます。

そして、更にそれを続けて行くことで、高いスキルが身に付き、緊張状態から解放され、自身の持つ最大のパフォーマンスが発揮される様になるということだと思います。

当然ながら、人は千差万別ですので、各々の性格による所も大きいと思います。

しかし、性格により、いつも緊張状態にある人でも、スキルを上げて行き、廻りの人と比較して、このスキルだけは他の人より数段高いと思えたなら、少しは堂々と対処出来るのではないか?と思います。

あらゆる局面で、自身が緊張していると感じた時、それは、自身の性格にあらず、その場面において必要なスキルが欠如していたと考える様にしてはどうでしょう?

そして、忘れず、そのスキルアップに励む。

この繰り返しを行うことで、一つ一つ緊張状態から解き放たれ、やがてフロー状態の境地となり、自身の最大パフォーマンスが、いつでも発揮出来る様になるかもしれません。