コトからヒトへ

皆さん、こんにちは!!

まぁ~異常気象とも云える大雪が先週末も日本を襲いました。

東京においても2週続けての大雪は私の記憶にはありません。

ちょうど、先週末は奈良香芝の本社工場にいましたが、こちらも豪雪で大阪方面の道路が殆ど寸断され、通常15分位で大阪に入れる所が、2時間位掛かってしまいました。

しかし、大阪に入ると道の両サイドには雪が積もっていたものの、道路は普通に車が往来し、正に小節「雪国」の様な状況でした。

この寒さも来週あたりから気温も上がるとの予報ですので、もう少しの我慢という感じでしょうか……。

さて、以前、「モノからコトへ」という話しをしました。

今日は更に進めて、「コトからヒトへ」という話しをさせて頂きたいと思います。

今や、時代の変化、小売り全体の価値観が、目に見える物質の価値である「モノ」から、目に見えない事象の価値「コト」へと変化しているという事です。

その商品を手にした時の喜び、感動、そして、それを使った時の経験値などなど、そういった感情をイメージさせる背景を商品に盛り込まなければならないという事です。

まずは、ヒトから生み出すモノ、それだけでは売れなくなった時代に入り、物質的価値からモノを利用する場面を重視したコトへと移る、しかし、それらは全てヒトの価値観の変化からもたらせられているという訳です。

その様な事を考えると、時代の変化も、小売りの変化も、ヒトが起点となっていると云えます。

であれば、ヒトとしての価値観はどうなのか?

自分自身が価値を創造するヒトとしてどうなのか?が問われていると云えます。

プロダクトアウトからマーケットインそして、更に進み消費者(顧客)の方々にも“モノづくり”に参画して頂く、いわゆるコ.クリエーションへとシフトしています。

現代は当然ながら顧客主導の時代です。

顧客はモノを買い、それを使いながら自身の使用価値、経験値を高めようとしています。

また、SNSの発展から顧客同士が互いの声を聞き合い、自身の感性、体験を磨いています。

つまり、顧客(ヒト)が“モノづくり”“ブランド形成”に大きな影響を与える時代になったという事です。

モノからコト、コトからヒト、この様な背景を持って商品価値を高める、これが唯一の差別化になるのかもしれません。