都知事辞任

皆さん、こんにちは!!

今年もいよいよ残すところ、あと10日となりました。

この時期になると、公私共に何か?忙しくバタバタとして、時間だけが過ぎてゆく……そんな慌ただしさを感じます。

まぁ、毎年そんな事を感じながら暮れを迎えている訳ですが………。

皆さんにおかれましても、慌ただしい毎日を送られている事と思いますが、車を運転される方は、特に注意をして頂き、風邪などをお召しにならない様、お身体をご自愛下さい。

さて、話は変わりますが、先日、東京都知事の猪瀬直樹氏が辞任をされるとのニュースが、師走の日本を駆け巡りました。

徳州会グループから選挙資金として5000万円受領したのではないか?という公選法違反容疑に端を発しての辞任でした。

また、徳州会グループが要望をしていた東電病院の売却問題も絡んでいそうな感じで、根は深い所にあるのかもしれません。

偽証すれば禁固などの罰則を科せられる百条委員会の設置が決まり、これ以上の追求に堪えきれない、又は、本当の事を言わなければならない、という所から逃げての辞任だと見えます。

これからは、東京地検が捜査をし真相を解明して行く事になるのだろうと思います。

徳州会グループからの献金疑惑は、何も猪瀬氏だけに限りません。

多くの政治家達がその疑惑の渦中にいます。

では何故?猪瀬氏だけがこれだけ叩かれたのでしょうか?

私が考えるに、都知事という立場とその受け答えの不味さだと思います。

副知事時代の猪瀬氏は舌鋒鋭く攻撃的なイメージでした。

それは、副知事というNo.2だから出来た事で、都知事No.1となると、当然全ての目が向けられ、全ての矢面に立たなくてはなりません。

No.1とNo.2は天と地の差ほどの 責任の違いがあります。

まず猪瀬氏は、その違いと都知事であるという自覚が欠落していたと思います。

そして、疑惑に対する受け答えです。

誰が見ても、目は泳ぎ、顔は蒸気し、冷や汗を流し、受け答えはシドロモドロという感じでした。

舌鋒の鋭さは影を潜め、これでは、疑惑は増幅してしまうだけです。

良い、悪いは別にして、トップとしての自覚と、窮地・危機をどう乗り越えるか?は、トップの資質だろうと考えます。

会社も同様に、順風満帆の時ばかりではありません。

その時、どう乗り越えるか?が常に付きまとうのがトップです。

今回の猪瀬氏の対応を見たとき、トップの器ではないなというのが私の率直な感想です。

仕事においても、トップほどの重責はないにしろ、それぞれの責任者の方々は、それなりに様々な目標、それに対する問題を抱えられている事でしょう。

しかし、そこから逃げていたのでは何も解決しません。

目標はいつも逃げる事をしません。

逃げているのは、いつも自分自身なのです。

それを乗り越える精神的強さと打たれ強さが必要です。

乗り越えた時、1回り2回り、自身の器が大きくなっていると思います。