原価管理

皆さん、こんにちは!!

また、季節はずれの台風がこの週末、四国から西日本を横断するとの事です。

ここ暫くは、四国を中心に豪雨が降り続いていました。

高知県では現在でも甚大な被害が出ています。

そこに再び台風が来て追い打ちをかけるとなると、大変な事態にも成り兼ねません。

どうぞ皆さん、呉々も速やかな避難をされ被害を最小限に止めて頂きます様にお願い致します。

さて、話は変わりますが、もうすぐお盆の時期ですね。

早い方は明日からお休みという方もおられるのではないでしょうか。

帰省や旅行へとお出かけの方々も多いと思いますが、川や海に行かれるご予定の方々には、水難事故に気を付けてもらいたいものです。

私はというと、大阪でご先祖様をお迎えしようと思います。

また、この機に原価管理の資料を持ち帰り、徹底的に分析をしようと考えている所です。

この原価管理という概念は、1962年当時の大蔵省(現在は財務省)の企業会計審議会によって原価計算基準が制定されました。

それによると、原価管理とは、「原価の標準を設定して、これを指示し、原価の実際の発生額を計算記録し、これを標準と比較して、その差異の原因を分析し、これに関する資料を経営管理者に報告し、原価能率を増進する措置を講じることをいう」と定義されています。

難しくてよくわかりませんね。

簡単にいうと

①まず原価のあるべき姿(標準原価)を設定して、実際にかかった原価(実際原価)を計算します。

②次にその標準原価と実際原価を比較して、その差異を分析します。

③最後に、差異分析の結果を経営管理者(社長)に報告をして、差異のある所に対して、対策をうちます。

この原価管理の活動を行う事で、原価低減され利益改善に繋がるという事だそうです。

原価とは、労務費や間接費も含め、製品1個当たりにかかった費用の事です。

とかく、直接原価だけに目が行きがちですが、労務費や間接費なども、その製品を造るに当たり、発生している原価ですので、必ず原価計算をしておく必要があります。

原価管理のステップは以下の様に行うそうです。

まず、「原価企画」ここで目標原価(標準原価)の設定をします。

次に「原価統制・維持」ここでは目標原価と実際原価を比較して目標原価に近づけます。

そして最後に「原価低減」ここで目標原価を引き下げます。

方策としましては、調達価格の引き下げ、設計変更による原価の引き下げ、工程改善による工賃の引き下げ、などなどです。

これらの原価管理の活動を行う事で、原価が下がるのです。

逆にいうと、誰もが原価管理活動を行わないと、原価は野放図に上がり利益率を悪化させ、利益を圧迫してしまいます。

利益を上げるという事は、企業の目的であり根幹に係わる所です。

従って、企業または、そこに携わる全ての人達は、原価意識を常に持ち、主体的に原価管理活動を適宜行い、利益を統制して行かなくてはならないのです。