信用と信頼

皆さん、こんにちは!!

ちょっと蒸しばむ様な天気が続きますね。

梅雨といっても昔とは違い、局地的に大雨が降るという感じです。

あちこちで被害も出ています。

今年の梅雨明けは遅いともいわれていますので、今暫くは用心をしなくてはならない様です。

さて、話は変わりますが、仕事においてもそうですが、それ以外でも万事、人間関係において「信用」と「信頼」はつきものです。

では「信用」と「信頼」はどう違うのでしょう?

よく考えると、「信用取引」という言葉はありますが「信頼取引」という言葉はありません。

一方で「信頼関係」という言葉はありますが「信用関係」という言葉はありませんね。

「信用」とは、何らかの実績や成果物を作成して、その出来栄えに対しての評価という事だそうです。

従って、信用する為には、実績や成果物が不可欠だといえます。

「信頼」とは、そうした過去の実績やその人の立ち居振舞いなどを見たうえで「この人なら仕事を任せても大丈夫だろう」という様な、その人の未来の行動を期待する行為や感情の事を指すそうです。

仕事の場合、新しいお客さんにアプローチする時を想定して見て下さい。

まずはその人の立ち居振舞いを相手は見ている筈です。

そして、その人や会社の実績(過去にどの様な仕事をしたかなど)を相手は見ている筈です。

決め手は、プレゼンの内容が現時点も含め、「この先、我が社にとって有益なものか」を相手は見ている筈です。

これらにより「信頼」に足りると相手が判断をされれば、まずはビジネスが始まる事になります。

そして、実際のビジネスを始めて、相手の期待値通りの実績や成果物が形として表れた時、「信用」を得られ、その後も継続して行く事になり、逆に成果物が相手の期待値を下回ると「信用」を失うという訳です。

これは、対外的な観点だけでなく、社内においても同様です。

まずは、「この人ならやってくれる筈だ」との「信頼」から仕事を任せ、場合によっては役職へと登用します。

そして、期待値通りの実績や成果物を形にする事によって、「信用」を勝ち取る事に繋がるのです。

もう少し、掘り下げると、人間関係や特に男女関も同様です。

まずは、人が出会った時から、「この人は信頼できる人か?どうか?」を相手の立ち居振舞いや過去の話を聞きながら、無意識のうちに推測してる筈です。

そして、「信頼」出来ると判断すれば、付き合いが始まります。

その付き合いの中で、実際に期待値通りの立ち居振舞いを見せてくれた時、「信用」が得られ長く付き合う事になるのです。

逆に、「信頼」はして付き合ったけど、実際は違うと判断されれば「信用」を失い、その付き合いにピリオドが打たれる訳です。

上述の様に考えると、過去を「信用」し、未来を「信頼」する。

精神的、感情を以て「信頼」し、物質的価値を以て「信用」するといえそうです。

人間関係や仕事関係においては、まずは「信頼」を得て、チャンスを貰い、期待値以上の実績や成果物を以て「信用」を勝ち取る。

この様な繰り返しが、日々の人生においても行われているという事をしっかりと認識する事でこれからの言動に活かして頂いて、有意義なビジネスライフを過ごして頂ければ幸いです。