チーズはどこに消えた?
皆さん、こんにちは‼︎
まだ梅雨明け宣言は出ていませんが、真夏のような暑い日が続いてますね。
また、昨今の梅雨は、昔のようにシトシトと降り続くのではなく、時折、極地的な豪雨‥しかも降水量が半端ではない‥‥‥こんな感じの降り方です。
今週の前半にも、福岡・大分で考えられないような極地的豪雨が続き、甚大な被害となってしまいました‥‥‥‥‥‥。
被害に遭われた方々には、まずもって、心よりお悔みとお見舞いを申し上げます(合掌)
まだ、梅雨が続いていますので、二次災害などの危険も隣り合わせの状態で、不安な日々が続いている事と思います。
何よりも身の安全を第一に‥‥‥そして1日でも早い復興を願うばかりです。
‥‥‥‥‥‥‥‥さて、話は変わりますが、皆さん、『チーズはどこに消えた?』という本を覚えておられるでしょうか?
この本の著者は医学博士であり、心理学者でもあるスペンサー・ジョンソンという方です。
ストーリーは単純ですが、状況の変化に如何に対応すべきか?を意外な視点から説き、各国でベストセラーとなりましたので、覚えておられる方々もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、IBM、アップル、ベンツ社など、世界の名だたる大企業が社員教育として、この本を採用した事でも有名です。
特に変化の激しいビジネス社会において、今こそ参考になるのではないか?と思い、ご紹介をさせて頂きます。
【この話の登場人物は、2匹のネズミ(スカリーとスニッフ)と2人の小人、ヘムとホーです。
彼らはある日、大量のチーズがある場所を発見します。
そこで悠々自適に暮らしていると、チーズがある毎日が当たり前‥‥この状況が永遠に続くものと思い始めます。
しかし‥‥ある日、突然、寝ている間にチーズが消えて失くなります。
小人のヘムとホーは、現実を受け入れられず、わめき、悲しみ、当たり散らし、愚痴や不満を言うばかり‥‥‥
やがて、気持ちが落ち着くと、「何故?チーズは失くなったのか?」と毎日考えながらも、「待っていたら、またチーズは戻ってくるかもしれない‥‥」と根拠のない楽観を決め込みます。
一方、2匹のネズミは、すぐさま新しいチーズを探しに飛び出して行きました。
そして‥‥迷路をさまよいながら大量の新しいチーズを見つけます。
小人達は、ネズミ達が早くも問題を解決している事を知る由もなく、まだ、元の場所にいます。
「自分達が新しいチーズを探している間に、チーズが戻ってきたらどうするのだ‥‥」
「新しいチーズを探しに行って見つからなかったらどうするのだ‥‥」
小人達は、自分達が探しに行かない理由を肯定し始め、不平不満の渦の中で悶々とした日々を過ごします。
やがて‥‥‥‥‥‥‥空腹のあまり、小人達はどんどんと衰弱して行き、死への恐怖もチラついてきました。
そして‥‥‥ついに、小人のひとり、ホーが「あのチーズはもう戻って来ないと思う‥‥このままでは、自分達は死んでしまう‥‥まだ少し体力が残っている間に、新しいチーズを探しに行こう‥‥」とヘムに訴え掛けます。
しかし‥‥‥‥ヘムは頑なに探しに行こうとしません。
仕方なくホーは、一人で探しに行く決心をしました。
ホーは今まで、新しいチーズを探しに行く事に対して、『もしかすると徒労に終わるかもしれない‥』『もっとよくない事が起こるかもしれない‥』と恐怖に捉われて中々行動が
起こせませんでした。
しかし、『このままでは死んでしまう‥』この恐怖の方が勝り、迷路に1歩踏み出す決心が出来たのでした。
1歩踏み出して見ると、「どうすればチーズは見つかるのだろう?」「問題解決の糸口はどこにあるのだろう?」と前向きになっている自分に気づきます。
「今までどうして手をこまねいて、不平不満だけを口にして、何もしなかったのだろう?」‥‥‥‥‥「1歩踏み出すと未来に向かっている感じがして楽しいではないか」
そんな過去の自分が滑稽で、笑いが込み上げます。
「笑ったのは、いつ振りだろうか?」と考えながら、新しいチーズを探し再び迷路を進んで行きます。
様々な事に気づいたホーは、やがて来るかもしれないヘムの為に、メッセージを壁に書く事にしました。
「変化は起きる」
「変化を予期せよ」
「変化を察知せよ」
「変化に素早く対応せよ」
「変わろう」
「変化を楽しもう」
「進んで素早く変わり再びそれを楽しもう」
「チーズと一緒に前進しそれを楽しもう」
そして‥‥‥‥‥ホーは迷路の中で新しいチーズを発見します。
しかも、今までのチーズとは違い、新しく、新鮮で想像が付かない位大量のチーズが高く積まれてありました。
先に到着をしていたネズミ達とも、ハッピーな再会を果たす事が出来ました。
色々な事に気づいたホーは、ネズミ達とは違い、「この大量のチーズも、また消えるかもしれない」‥‥‥‥「他に新しいチーズはないか?探しておこう‥」と毎日、新しいチーズを探しに行っては戻って来る‥‥‥という生活を送っていました。
そんなある日‥‥‥‥‥‥迷路の奥から足音が聞こえて来ます。
「あの足音がヘムでありますように‥‥‥‥‥」】
ここで物語は終わりです。
私も迷路を彷徨っている時、この本には勇気をもらい涙したものです。
私なりの見解はありますが、今日は書かないでおきます。
皆さん、是非一度、この物語の本質を自身なりに考えて見てください。
きっと変化の激しい現在のビジネス社会において、1つのヒントになるはずです。