夏の全国高校野球選手権大会
皆さん、こんにちは!!
今は、お盆休みの真っ只中という方々も多いのではないでしょうか?
週末まで2日余り、それぞれのお盆休みをお過ごし下さい。
真っ只中と云えば、全国高校野球選手権大会も正に、真っ只中です。
この猛暑の中、選手達は熱戦を繰り広げています。
私は、無類の野球好きです。
その昔、甲子園を目指し名門野球部に入りましたが、ドクターストップが懸かり敢えなく断念。
それ以来、本格的な野球活動は出来ませんでした。
後悔の念が私にあるのか?今でも、時間が許せば、高校野球は最初から最後まで見てしまいます。
何故?高校野球は多くの人達を魅了するのだろう?私なりに考えて見ました。
日本国内には、少年野球、高校野球、大学野球、社会人野球、プロ野球など数多くの野球が存在しますが……。
私の結論から云うと次の通りです。
1.フランチャイズによる地元愛
殆どの高校生が地元出身で、地元の高校に進学をします。 私は、プロ野球であれば、大阪出身で珍しいのですが、ジャイアンツファンです。 しかし、高校野球は必ず、地元大阪の代表チームを応援してしまいます。 多くの方々がご一緒ではないでしょうか?
これは、大学、社会人、プロ野球には希薄な所です。
それ故、その地元の方々は、完全フランチャイズである地元の高校に、地元愛を託し熱狂するのだと思います。
ただ、昨今、野球留学の名の下に、越境入学が蔓延り、地元出身の高校生が少なくなっている傾向にある様に感じます。
万一、高校野球に綻びが生じるとするならば、唯一この辺りが問題になるのかもしれません。
2.主体的な姿勢
高校生以上になると目標や目的をしっかりと見定めれる様になります。
その中で、それぞれが何をしなくてはならないか?を自身で考え責任を以て行動が出来る様になるものです。
大人へとなる微妙な年頃ですが、延びしろの大きな時期です。
全員がその姿勢で臨んでいるので、廻りの人達も思わず、手を差し伸べ応援をしてしまうのではないでしょうか?
これは、少年野球には見られません。
主体的に臨んでいる子供達もおられるでしょうが、まだ、両親等に促され、強制されながら渋々、野球をしている子供達もいます。
その温度差が大きく感じられます。
3.ある一定以上のスキル(レベル) 高校生にもなると、それなりのスキルが身に付いて来ます。
高校卒で即プロでも通用する位のレベルの人達もおられる位です。
ある程度、野球を楽しむ為にも、ある一定以上のレベルでないと見ていても面白くありません。
少年野球では、まだ物足りません。
そう云った意味では、まだ不完全な所はあるものの、スキルやレベルは目の肥えた人達にでも充分に通用し、楽しめるのが高校野球ではないか?と思います。
4.規律ある動作
礼に始まり礼に終わる。 そして、きびきびしたその動作に、人々は清々しさを覚え、拍手を送るのだと思うのです。
これは、大学、社会人、プロ野球には見られない部分です。
5.スピーディーな試合運び
全力疾走や投球の間合いなど、全て終了おいてスピーディーで、1球たりとも見過ごす事が出来ない位です。
従って、見ている私達も試合を見入ってしまいます。
これは、特にプロ野球には見られない部分です。
高校野球とは逆に、全てにおいて、遅い感じがします。
これでは見ている人達も間延びしてしまいます。
6.諦めない情熱
ゲームセットになるまで決して諦める事はありません。
9回の逆転劇が多いのは、この様な思いから来ているのではないでしょうか?
また、夏の全国高校野球選手権大会は、各都道府県で予選が行われ、そして、勝ち抜いた各地域の優勝校が甲子園に集い、トーナメントにより深紅の大優勝旗を争います。
1回負ければ終わりの明日なき闘いが続きます。
この仕組み、運営方法も実に妙ではありますが、1発勝負と云う所で、諦めない感情も嫌が応にも湧いて来ると云う物です。
これも、特にプロ野球には見られません。
よくペナントレースは長丁場なので負け試合を作らなければならない、と云う話を聞きます。
実にファンを無視した発言の様に思います。
誰もファン達は負け試合を見に行きたくありません。
もしかすると、その人が球場に足を運べるのが、その1回かもしれません。
勝ち負けは相手のある事ですので、やって見ないとわかりませんが、せめて、最後の最後まで諦めない気持ちを以て試合をして欲しいものです。
最初から負け試合、これは高校野球には絶対ありません。
この様な事もプロ野球離れを起こしている原因の1つの様に思います。
上述の様な事柄を考えると、プロ野球も見直さないといけない点が多々あるのではないでしょうか?
今やサッカー人気も若い人達の中では根強くなって来ています。
サッカーはプロ発足当初、完全フランチャイズで、地元に浸透して行きました。
このままでは、プロ野球も、進化、改善して行かなければ、甘んじているとプロ野球離れが一層加速する様に思います。
また、これらは私達、企業においても云える事ではないでしょうか?
企業も多くの人達の支持や応援がなくては成り立ちません。
決して自己満足では駄目です。
上述から考察すると、まず、地元に愛される企業。
地元採用や地域への貢献なども去る事ながら、加えて愛社精神が溢れる様なガイドラインも必要だと思います。
そして、ある一定のスキル、レベルを持った人達が、ルールや規律を順守し、メリハリのあるスピーディーな行動を心掛け、しっかりと目標や目的を定め、決して諦めない情熱を旨に、主体的に責任を全うする。
この様な活動が、1つの方向性に乗っ取って全員が出来る様になれば、不完全な所が多少あろうとも、自ずとクライアントや関係企業から支持や応援をして頂けるものだと考えます。
私達も高校野球から教えられる事が多い様です。
さて…、2014年、夏の全国高校野球選手権大会、深紅の大優勝旗はどこが地元へ持ち帰るのでしょうか?
いよいよ、これからが本番です。