イノベーション
こんにちは‼︎
今週は時々、雨模様ではありましたが、比較的涼しい感じでしたね。
聞く所によると、10月下旬位の気候の日もあったとの事でした。
もう流石に朝晩は半袖では寒い‥‥そんな感じです。
私もこの寒暖のせいか?少し風邪気味でした。
皆様におかれましても、どうかお身体にご留意を下さいませ。
さて、話は変わりますが、昨今、特に「イノベーション」の重要性が随所で叫ばれている感じがします。
時代の変化の早さを、どの企業も感じておられ、その危機感から「通常の延長線での改善やビジネスの展開では、もう無理だ‥‥何か劇的な改革を会社としてしなくてはならない‥‥」‥‥‥この様な思考の中で「イノベーション」と口にする事が急増しているのではないか?と考えています。
右肩上がりの景気の良い時代には、聞かなかったワードです。
ある人に言わせれば、現代は明治維新、戦国時代に匹敵する激変期だとも言われています。
これは社長だけではなく、全社員が「そういう時代だ」という事をまずは認識をしなくてはなりませんね。
では、よくいう「イノベーション」とはどういう意味でしょう?
そもそもイノベーションという言葉は、ラテン語のnovus(=new)に由来しているそうです。
novusは英語のnova(新星爆発)の語源でもあります。
従って、イノベーションとは、本来、新星爆発が起きるくらいに革新的であるという意味です。
かつて日本ではイノベーション=技術革新と訳されていました。
しかし、今や技術革新どころか、小さな改善すらイノベーションと呼ぶ風潮が日本では散見されます。
ただ、現代において企業の危機感から耳にする「イノベーション」という言葉は、改善ではなく、本来イノベーションの持つ意味‥‥‥「新星爆発が起きるくらい革新的である事」→「抜本的変化」‥‥これを指していると考えます。
そして、このイノベーションと呼ぶに値する抜本的変化には、3つの条件を満たしているという事です。
先般読んだ本を引用させて頂きます。
①見たことも聞いたこともない事
見たことも聞いたこともないと言っても、実現して見ると実は、消費者が欲しかった‥‥という事が重要であると言います。
例えば、USBメモリーがあります。
元々、USBはパソコンに周辺機器を接続する為の端子の技術です。
USB自体をメモリーとして使ってしまうという事は誰も考えていませんでした。
しかし、実現して見ると‥‥‥皆さんご周知の通りの爆発的ヒットで、正にコロンブスの卵でした。
②実現が可能な事
夢物語ではなく、現在ある技術又は今後開発出来る見込みのかる技術‥‥‥という事です。
温水洗浄便座などの出現は分かり易い例かもしれません。
③物議を醸す事
これがとても重要だと筆者は言われています。
物議を醸す理由は、突拍子もないアイデアだったり、常識的にはあり得ないアイデアだったりするからです。
物議を醸す事が、イノベーションの条件に含まれる理由の1つは、人は基本的に保守的であり、直感的に大きな変化を受け入れがたいと感じる為です。
これは、特に超保守的と言われる日本人にはありがちな言動です。
イノベーションとまでは行かなくても、日常業務や会議においても、「出来ない」「無理」「‥‥‥が無い」など、「やらない事の理由探し、言い訳」に終始している‥‥という事はよくあるのではないでしょうか?
これでは、イノベーションはおろか、目の前の改善すら成し得ない‥‥‥こんな事になってしまいます。
冒頭お話ししました様に、現代は明治維新や戦国時代に等しい激動の時代です。
そんな時代において、やらない理由探しや言い訳に終始している様なスタッフが大半を占める会社では、時代によって斬られてしまう事でしょう。
まずは、時代を認識し、目先の事であれ、「成し得るにはどうすればよいか?」‥‥この様な議論を推し進めれる組織でなければなりません。
そして、その姿勢や考えの延長線であるのなら、抜本的改革=イノベーションも実現可能になると考えます。
私自身、手前味噌で申し訳ないですが、仕事に対する「気づき」があってから、大局的に自社の会社像が見れる様になりました。
大局的、俯瞰的に掴めないと、全社的課題も去る事ながら、目の前の課題すら気付かないものです。
その「気づき」から様々な全社的課題、目先の課題が、湯水の如く吹き出てきました。
今までは何気なく見過ごして来た事ばかりです。
その課題を主体的に解決して行く中で、段々と取り巻く業界の課題、社会の課題、時代の課題‥‥‥と広く捉えられる様になって行った様に思います。
そして、イノベーションと呼べるかは分かりませんが、抜本的改革として事業改革‥‥‥「金属や樹脂部品のOEM事業」から「モノづくりの課題解決事業、開発支援事業」へと事業改革をするに至った訳です。
「monocoto」と呼ぶ私達のビジネスモデルは、誰もが見たことも聞いたこともないコンセプトであり、日本初のビジネスモデルです。
そしてそのビジネスモデルは、モノづくりに課題のある現代においては、多くの企業からの欲求も潜在的にある事も事実です。
それは私達の培って来た実績、ノウハウ、技術、ネットワークがあった為、実現出来ました。
他社では恐らく実現は不可能だろうと考えます。
これに対し物議を醸すか?どうか?は分かりませんが‥‥‥‥。
従って、上述の定義からして、私自身はこのビジネスモデルはイノベーションと呼べるに値するモノであると捉えています。
私達はこのイノベーションを拡散し、コンセプトである「誰かを幸せにする歓びを共に」を、前向きなスタッフ達と実現して行きたいと考えているところです。
大手通販会社、GMSなどが、昨今、業績悪化していると新聞紙上で目にします。
消費の低迷という事態になると多くの中小零細企業は疲弊をしてしまうことでしょう。
従来の延長線‥‥これは現在の飯のタネとして、成長戦略の為には、本来の意味である「イノベーション」は不可欠だと考えます。
まずは「出来ない」→「成し得る為には‥‥」こんな日々の考えを身に付け、そしてすぐさま実行する‥‥すぐに実行するまでを習慣化する事が肝要です。
イノベーション?大層過ぎるテーマかもしれませんが、上述の習慣の先には必ず抜本的改革(=イノベーション)は見えてくる筈ですよ。