ブランド化
皆さん、こんにちは‼
今週は台風と秋雨前線の影響から、栃木、茨城において、予想だにしない甚大な被害が出てしまいました。
昨今の地球温暖化、それに伴う気象の変化‥‥それによってもたらされる自然の脅威‥‥こんな事を目の当たりにした感じがします。
被害に遭われました地域の方々には、心よりお見舞い申し上げますと共に、今後、気象の変化により、今回の様な災害が頻繁に起こってしまうのではないか?と危惧しています。
これからは、何かが発生した時、「今までの事を考えると大丈夫だろう」ではなく、「もしかすると‥‥‥かもしれない」と、少し臆病な位の行動を取る様に心掛けたいものですね。
さて、話しは変わりますが、企業における経営資源とは、昔からよく「人」「モノ」「金」と言われて続けて来ました。
そして1990年代に入り、新しく経営資源として考えられたのが、「情報」です。
そして2000年代に入り‥‥昨今よく言われ新たな経営資源として考えなくてはならないのが「ブランディング」と言われています。
「人」「モノ」「金」「情報」「ブランディング」‥‥現代においてはこの5つの経営資源を駆使して経営をしなければならないと考えられています。
しかし、「経営とはシンプルなモノで、皆わざわざ難しく考えている」と言われるブランド戦略のコンサルタントの方がおられます。
その方は、企業のサイズや業種、業態に関わらず、経営は「3つの力」で成り立っていると言います。
その方程式は、
経営力=つくる力×売る力×管理する力
だそうです。
まず必要なのは、「売りモノをつくる力」です。
どんな会社も、何かしらの商品やサービスを売る事で存続をしていますので、「売りモノをつくる力」はやはり外せません。
メーカーならば、商品開発力‥‥‥勘違いをしてはいけないのが、商品をつくるノウハウや技術ではないと云う事です。
その根底にある、売れる商品をつくる力と理解をしなければなりません。
例えば、商品を仕入れ、利益を乗せて販売をする会社ならば、「商品のセレクト力」と云う事になりますし、サービスを売る会社ならば、「ビジネスモデルをつくる力」と云う事になります。
次に必要なのは「売りモノを売る力」です。
これは即ち、自分達の売りモノを、顧客に伝える伝達力の事です。
これが無いと、折角の商品やサービスも宝の持ち腐れになってしまいます。
従って、会社組織として伝達の先頭に立つ営業部隊は、この伝達力をスキルアップさせて行かなければならない訳です。
そして最後は「管理する力」です。
全ての管理という概念が当てはまりますが、中でも管理職の方々が行う「目標管理」が重要です。
これにより会社としての方向性の具現化やあるべき姿に導く事になります。
この3つは、上記の方程式で示す通り掛け算ですので、1つでも極端に低い数字があれば、全体のスコアに影響し、ネガティヴな方向に進んでしまいます。
特に中小企業の場合、この3つの内「売りモノを売る力」(伝達力)が足りないと認識をされている企業が多いと言います。
現代において、誰もが瞬時で情報を取り込める時代にあって、伝える力のない会社は、極端な話、存在していないのと等しいと言われています。
そこで、伝達力を高める手段‥‥上手なコミュニケーション戦略として第5の経営資源「ブランディング」を取り入れなければならないと言います。
今や中小零細企業であっても、大企業の様にブランドらしく自社を見せる事にこだわる‥‥存在意義を高める事をしないと、この先の経営はかなり厳しくなると言われています。
ブランディングとは、上手なコミュニケーションツールとして捉え、自社をブランド化するという事は、自分達の事を上手にお客様に伝えられる会社になる事‥‥‥この様にブランディングを理解し、認識すれば、その伝達力も増すのではないか?と思います。
ブランディング=コミュニケーションツール=伝達力
この様に考え自社のブランド化を進めて行かなければならないのです。
私達の会社でも約2年前からブランディングに着手しています。
この7月からサービスブランド「monocoto」を立ち上げ、その伝達力を高めるべく、営業、企画購買を中心に、その認識、理解を深め、私達の想いがお客様に届く様に努力を重ねている所です。
ブランド化は、一朝一夕で出来るモノでは無く、ましてやブランドブックやwebサイトなど形をつくれば終了というモノではありません。
逆に、そこからがスタートで、各々がそのブラッシュアップをして行かなければなりません。
その改善の繰り返し、そして会社スタッフ全員の立ち居振る舞いが、そのブランドを作って行くのです。
それが伝達力となり、お客様に伝わるのです。
ブランディング戦略‥‥是非一度進めて見て下さい。