努力の質

皆さん、こんにちは‼

10月になりました。

 

しかし、今週も1〜2日晴れ間はあったものの、台風の影響もあり愚図ついた天気でしたね。

 

被害は無かったでしょうか?

 

ただ、来週は秋らしい天気が続くとの予報です。

 

私も50肩が漸く完治し、今年からゴルフを本格再開しましたので、この時期のゴルフを満喫したいと考えているところです。

 

皆さんも、少ししかない秋を大いに楽しんでください!

 

さて、話しは変わりますが、時の経つのは本当に早いもので、今年も残す所、あと4ケ月です。

 

時の早さで言いますと、人生においてもやはり同じ事がいえるのではないか?と思います。

 

今年で私も齢56歳になります。

 

56年といいますと、年月はそれなりに長いものだとは思いますが、ふと振り返ってみると、やはり、アッという間の出来事のように感じます。

 

そして‥‥‥‥‥今まで何をして来たのだろう?と自責の念を持つ事もしばしばあります。

 

先般、次のような言葉を目にしました。

 

「コツコツやっても上手く行かない‥‥‥そんなふうに感じた時は、自分は努力を積み重ねているのではなく、妥協を積み重ねていないか?と疑ってみる必要がある」

 

コツコツと努力を積み重ねて行けば、いつかはゴールにたどり着く‥‥‥学校でも家庭でも努力を積み重ねる大切さを繰り返し説かれてきた事と思います。

 

しかし、長年、1つの事に取り組んでも、結果を出せない人もいます。

 

結果を出せない人の特徴として‥‥‥‥‥

 

①仕事に対する考え方が定まっていない。

自身のポジションとして、何が重要で、何が重要ではないのか。

その中で、自身として何をしなければならないのか?‥‥‥‥これらの事が把握出来ていない人が案外多いように思います。

 

全てを完璧にする‥‥‥この意識は大事ですが、社長とて物理的には不可能な事です。

 

しかし、社長は社長として、または、責任者や社員として、それぞれの仕事において、絶対、外しては駄目な重要ポイントというものがあります。

 

そのポジションで「そこをミスする‥‥‥?」

「その大事なポイントにおいて、そんな考え方をする‥‥‥‥?」‥‥言葉でいうとこんな事ですが、それを外してしまうと、そのポジションにおいて、結果は出ません。

 

このような方は、何が重要で何が重要でないか?が把握出来ておらず、仕事をされていますので、「作業者」という域を出ないのです。

 

会社には様々な役割がありますので、当然、作業をされる方々も、大事なスタッフには変わりありません。

 

しかし、一方で会社も成長をして行かなければスタッフ達も守れませんので、大半が作業者的な考えで仕事をされる方々ばかりでは困ってしまいます。

 

②期限付き目標を設定出来ない

冒頭お話ししましたように、時間は有限です。

「いつまでに目標を設定するのか?」‥‥‥‥いつまでに‥‥結果の出せる方は必ず、期限を意識されています。

 

上述でいう所の重要ポイントです!

 

そして、その為の戦術を立案し、自らPDCAを回し期限までの達成を目指すものです。

 

③努力の質

よく、「一生懸命頑張っている‥‥‥」という言葉を耳にします。

 

作業者の方々が言うのなら、まだ理解は出来ますが、仕事を任される人達が言う台詞ではありません。

 

この考え方では結果は付いて来ません。

 

一生懸命は確かに尊い行為ですし、頭が下がる思いです。

 

しかし、考えて見てください‥‥‥‥

 

一生懸命で結果が出るのなら、小さな町工場で働く人、内職仕事をされている人、私達よりも遥かに一生懸命されているように思います。

 

現代においては、それでも中々、思い描いた結果は得られないのではないでしょうか?

 

一生懸命は、仕事をしている以上、当たり前の事です。

 

結果の出せる人は「一生懸命頑張っている‥‥」とは決して言いません。

 

このような人達は「努力の質」に問題のある事が多いように思います。

 

コツコツ努力を積み重ね、一生懸命やっていれば大抵の場合、物事は目的地に向けて進んで行くものです。

 

しかし、結果の出せる方は、全力で努力をしても必ずしも満足のいく成果が上がらない‥‥‥特に現代の経済・経営環境において、万全を尽くしても前年並みの業績に届かない事態もある‥‥‥この事を重要ポイントとして理解しています。

 

それを想定内として、努力の質を高める事をされているのです。

 

「一生懸命やったから仕方ない‥‥‥」

「大体、出来たから、これぐらいでいいだろう‥‥‥」

 

このような妥協的な考えを続けていると、確実に目標から遠ざかる事を、分かっているのです。

 

だから、尊い行為であったとしても、それは黙して飲み込み、ほんの僅かな妥協的な言葉はあえて言わず、努力の質を高める事に全力を尽くしています。

 

 

真のリーダーは、この「妥協の怖さ」をよく知っています。

 

だから、彼らの多くはどんな事でも「最後までやり切る事」「取りこぼしをしない事」に細心の注意を注ぎます。

 

それは、目標達成計画だけに留まりません。

 

社内の清掃、整理整頓、部下の育成、社内・顧客・関係者とのコミュニケーションに至るまで手を緩める事の努力を惜しみません。

 

何事においても、「小さな詰めの甘さ」が取り返しのつかない差になる事を重要ポイントとして分かっているのです。

 

コツコツやっても上手く行かない‥‥‥‥一生懸命やっても上手く行かない‥‥‥‥そんな風に感じた時、努力の質を疑って見てはどうでしょうか?

 

最後にマザーテレサの言葉を紹介させて頂きます。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから

 

                                          マザー・テレサ