脈々と……
皆さん、こんにちは‼︎
今週は三寒四温…正に春そのものの感じでしたね。
また、今週は花粉が多かったようにも思います。
私も目・鼻が痒く、50肩と相まって、体調も愚図つき加減です。
皆様におかれましては、体調管理には ご留意を頂き、春の陽気をお楽しみ頂ければと思います。
さて………私事で恐縮ですが、
此の度 初孫を授かる事になりました。
喜ばしく嬉しい限りです。
しかし一方で先般、親族の法事がありました。
亡くなられた方…
また生まれてくる命……
悲喜こもごもではありますが、
このようにして、脈々と命は受け継がれて行くものなんだ…だから今を生きる私達は、先人に感謝をし、しっかりと次へとバトンを渡してあげなければならない……と改めて染み染みと感じた次第です。
これは企業も同じです。
私達の会社も半世紀を過ぎ、次の半世紀に向けて歩み出しています。
創業事業は残念ながら、その役割を終えようとしていますが、これまでに培った創業精神・モノづくりという原点……これらをベースにまた新たな事業が産声を上げ、漸く軌道に乗って来ました。
それにより、毎月の売上・利益・雇用…と拡大をし、次に繋がる人財の登用や環境改善・投資が可能になって来ました。
お家が脈々と受け継がれて行く為には、現代を生きる私達は多くの子孫をつくる必要があります。
1人より2人…2人より3人…とより多くの子どもに恵まれた方が、脈々と受け継がれて行く可能性が高いという事は言うまでも無い事でしょう。
ただ、お子さんは授かりものですし、現代においては可処分所得が低く、エンゲル係数も高いので、中々 思うようには行かないと思いますが………
企業に置き換えましても、1つの事業より、2つの事業…3つの事業…と、作っておいた方が脈々と受け継がれて行く可能性は高いのです。
これは大手企業を見れば歴然です。
加えて、リスク分散という観点からも、ドラッカーは
「経営は多角経営にあり」
と明言されています。
これもまた、お家事情と一緒で様々な経営資源の制約がある中で実行する訳ですから容易ではありません。
しかしながら、今を生きる私達は、それを成さなければならない責任と義務があります。
義務とは先人の人達に対して……
責任とは未だ見ぬ後世の人達に対して……………
です。
先人達が居たから私達が存在し、そして今を生きる私達はそれを後世へ繋げて行かなければならない……という事です。
私達の企業ビジョンは「100年企業への挑戦」です。
私は30歳の頃から 常にこれを念頭に歩んで来ました。
「どうすれば100年も続く企業になるのだろう」……今日まで こればかり考えて来たように思います。
「今のやり方でいいのだろうか?」
「今の事業でいいのだろうか?」
「どうすれば……どうすれば……?」
それを上位概念に置くと、大局的な観点から どんどんと湯水の如く課題が湧いて出て来ます。
そしてその課題を潰し込む過程の中でスタッフ達と共に事業転換にも成功しました。
私達の会社では今また次の事業……第2子をつくるべく スタッフ達が懸命に努力をしてくれています。
これも脈々と次に繋げて行く為には、現代に生きる私達が成さなければならないミッションです。
今は ある程度の数字は付いて来ましたが、まだ軌道に乗るところまでは至っていないのが現状です。
産みの苦しみというところでしょうか。
現体制において私は、後方部隊で、皆んなが前に進みやすい環境を経営資源と にらめっこしながら如何に作ってあげる事が出来るのか?が仕事だと思っています。
活動や業務の平準化、共有化、効率改善などなど、やらなくればならない事は山積しています。
これらは『如何にすれば この事業を成功させる事が出来るのか?』が念頭にある為……そして、次に繋げていく…その為には教えられる基準を作っておかなければならない…………
この原理原則がベースにあり、大局的に見ている為、浮かび上がる課題です。
今はまだまだ山登りの途中……この山を登った時、皆んなで絶景を見る事が出来るはずです。
その成長スピードのポイントは、上述でもお分かりのように、事業に関わる全ての人達が
【如何にすれば、この事業を成す事が出来るのか?】………
この上位概念をまず持つ事だろうと考えます。
そして、活動や業務のマニュアル化を図り、都度、それをブラシュアップして行く事……これに尽きます。
目先の活動や業務、顧客案件の処理……大事な事です……しかし、それに振り回されていたのでは大局を見誤り、効率が悪く、山を彷徨う結果になる事が しばしばあります。
『大局的な観点を常に持ち』活動や義務や案件処理を行う……これにより事業としての課題が湯水の如く出てくるはずです。
それを潰し込んで行く事で事業としての道筋…成功が見えてくるのです。
子どもの誕生は概ね、十月十日……1年も2年も誕生しない事はありません。
新事業も2〜3年では概ね、道筋を作らなければなりません。
【大局的な観点から次へ次へ繋げて行く……】
この意識を皆んなが共有し、一丸となって突き進めば必ず成長スピードはあがるはずです。