【第3弾】ブランドロイヤルティ

マーケティング分野でよく使われる用語ではありますが、

ロイヤルティ?ロイヤリティ?

どちらも言葉として使われていますので、果たしてどちらが正しいのか?と疑問に思う時があります。明確な表記指定がありませんので、両方の表現が使われるのだろうと考えますが、一般的に多いのは「ロイヤルティ」の方だと思います。

因みに、ロイヤリティとは、ライセンス料や著作権使用料などを、権利者へ支払う対価の事になりますので、今後のコラムにおきましても、「ロイヤルティ」で統一をさせて頂きたいと思います。

ブランド ロイヤルティとは

そのブランドに対して顧客が、どれ位の忠誠心(愛着心)を持っているのか‥‥‥という事です。

このブランド ロイヤルティを高めて行けば、実質的な購入に繋がり、リピーターにもなって頂けるという事になります。
どれ位の忠誠心(愛着心)を持っているのか?という物差しは以下の通りです。

「他に選択肢がない」
価格やデザイン、使い勝手など、多少の不満はあるものの、他により良い
商品(サービス)が無く購入している‥‥というレベル

「習慣化している」
さしたる不満は無く、他の商品(サービス)を探す理由が無い‥‥‥というレベル

「スイッチングリスクが掛かる」
現状、満足しているし、他の商品(サービス)に切り替えるには時間、お金、パーフォマンス、品質などにおいてリスクがある‥‥‥というレベル

「愛着がある」
愛着があるので多少の不満があっても切り替えにくい‥‥‥というレベル

「誇りがある」
そのブランドに惚れ込みユーザーである事に誇りがあるので、他の商品(サービス)に切り替える事は考えられない‥‥‥というレベル

ブランドロイヤルティとは、顧客が持っているそのブランドへの忠誠心(愛着心)の度合い‥‥‥という事ですので、まずはお客様にも上記のようなランクがあるという事を認識をし、そして⑤の顧客層を如何に増大させる戦略が必要になって来る訳です。

一般的に「ブランド」と言いますと、服飾関連を想像されると思います。

シャネル、エルメス、ヴィトン、グッチ‥‥‥‥‥ロレックス、カルティエ、ミュラーなども例外では無く、多くの高級ブランドのお客様におきましても、上記の「ブランド ロイヤルティ ランク」に分類される訳です。


もっと分かり易く言えば、プロ野球球団のファンの方々であっても同様です。

例えば、大阪にあっては阪神タイガース‥‥‥‥‥ファンの方々のランクは、恐らく④⑤に分類されます。

⑤のタイガースファンに誇りを持っている‥‥‥
このようなファンの方々は、ファン歴何十年というリピーターの人達ですので、「タイガースファンを辞める‥‥」という事は考えられません。何かあれば、馳せ参じて来て頂ける方々ですので、ロイヤルティ100%です。

④ 多少の不満があっても愛着がある‥‥‥
負けても負けても愛着があるのでファンでいてくれる‥‥‥‥‥‥
しかし、球団としてはこのランクのファンの方々を放置していたのでは駄目です。

タイガース球団は人気球団ですので、多くのファンの方々が居ます。
球団としましては、何もせずに沢山の方々が来場して頂ければ、利益が上がり、経営的には安泰で球団とすれば万々歳です。

しかし‥‥‥‥‥‥‥‥ファンの方々にはロイヤルティランクがあります。

④の方々を放置すればやがて、ジャイアンツファンになっている‥‥‥
なんて事もあるかもしれません。そこには、球団としての戦略が必要です。


④の方々をロイヤルティ100%にするには?

強いチームづくりでロイヤルティを高める。
「勝つ為にはどうしたら良いのか?」外国人助っ人、トレード、ドラフト、育成などの具体的対策を実行します。

ファン化→コアなフアン化へ、ロイヤルティを高める。
又選手との交流会、イベントなどで憧れの選手とのコミュニケーション出来る機会を創ります。

そういう意味では、楽天やDeNA球団などの新規球団は、ファンのロイヤルティ向上の対策は優れています。

今や球場は満員です。

それに連れて昨今ではどの球団においても、ファンとの交流やイベント、サービスを展開し、ロイヤルティ向上に努め、コアなファンの方々が増えている傾向にあります。今までのプロ野球球団には見られなかった事だと思います。
プロ野球においてもTV放映も減少し、サッカーの台頭もありファン離れが深刻
になってから、このブランドロイヤルティの向上に力を入れるようになったのです。

 

今はモノが売れない時代‥‥‥

どの企業においてもブランドロイヤルティの向上戦略が必要です。
私達の会社では、ブランドロイヤルティ向上のツールとして、企画ノベルティを提案しています。

モノが売れない時代だからこそ、コアなファンを獲得するチャンスでもあります。
そのお手伝いをmonocoto事業を通じてさせて頂いていますので、是非一度コーポレートサイトを覗いて見てください。

http://monocoto.life/

 

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