【第20弾】 モバイルファーストインデックス

今やネットの活用は企業活動において重要な活動の1つになっています。

情報の発信…新規顧客開拓…人財採用…購買先開拓…などウェブサイトを上手に活用する事で、その効果は向上していきます。

その為にはSEO対策は不可欠です。

モバイルファーストインデックスとは、検索順位の決定に際して、評価対象を従来の「PC向けサイト」から「モバイル向けサイト」に変更をするという新しい方針の事です。

昨年11月にGoogleが発表したもので、早ければ2017年内にも導入される見通しです。

Googleが「モバイル向けサイト」を重視する方針を明確にした背景には、急速なスマホの普及により、スマホからの検索数が急激に増加している事があります。

2015年時点ですでにスマホからの検索比率はPCを上回っているのが現状のようです。

現状では画面の小さいスマホでは見づらいPC向けサイト……スマホ向けにはPCサイトに掲載されている情報が載っていない……など、スマホユーザーには十分に応えていないケースが見受けられます。

Googleは2015年に、スマホ向けに最適化されているサイトを評価し検索優遇をする…というモバイルフレンドリーアップデートプログラムを実施しましたが、今回のモバイルファーストインデックスはその延長線と言えます。

ただ、より「スマホ向けサイト」を優遇する…という方向性は明確になりました。

Googleは世界検索シェア92%……日本では95%を誇っています。

これはネットで何か調べたり、探したりする際、ほぼGoogleが使われている事を意味します。

従って、Googleが「スマホ向け…」に方針転換を明確にした事を受けて、各企業もまた、「スマホ向けサイトの最適化」を緊急に実施する必要があると思います。

スマホに対応したウェブサイトを作るには、大きく2つの方法があります。

① PC向けサイトとは別にスマホ向けサイトを制作する
② レスポンシブ・ウェブサイトデザインを採用したサイトを制作する

この2点の内、
①は複数のサイトの制作・管理は中小企業にとってかなりの負荷となりますし、複数のサイト情報が同期されない懸念もあります。

それに対し
②は運用の負荷を軽減できるメリットがあります。

レスポンシブルとは、スマホ、PC、タブレットなど、アクセスする端末によって最適な表示となるよう自動的にデザイン・調整される仕組みです。

Googleの方向転換が明らかになった今、企業活動として不可欠なウェブサイトの活用も、即座にそれに呼応する体制を整えておく必要があると思います。