ノベルティを配る際には要注意!「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の違い

1.「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の違い

様々な業界や店舗にて行われている“キャンペーン”。耳にする機会も多い言葉ですが、キャンペーンには「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」という2つの種類が存在します。

「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の違いは以下の通りです。

 

<オープンキャンペーン>

誰でも応募可能な、オープン型のキャンペーン

<クローズドキャンペーン>

商品購入者や、有料サービス利用者限定の、クローズド型のキャンペーン

 

つまり、キャンペーンの種類によって応募できる対象者が異なります。

2.オープン型

まずはオープン型のキャンペーンについて詳しく解説します。

 

前項でもご紹介したように、オープン型キャンペーンは誰でも応募が可能。誰もが応募できる簡単な条件を設定し、応募した方の中から抽選で景品等を贈呈します。

具体的に挙げると、新聞・雑誌、テレビ、インターネット、メールマガジン、LINEの友だち登録・SNSなどで応募者を募るケースが多いです。

様々な種類がありますが、オープン型キャンペーンにおいて重要なポイントは“商品購入などの金銭的な取引がない”ということ。商品の購入や有料サービスを利用しているかどうか、購入金額などは応募条件に設定されません。

そのためオープン型キャンペーンは商品の購入促進というよりも、PR活動の一環として行われるのが一般的です。

 

また、オープン型キャンペーンは景品表示法の規制が適用されないため、応募者に贈呈する景品の金額に上限がないのも特徴です。

3.クローズド型

続いて、クローズド型キャンペーンについて解説します。

 

クローズド型キャンペーンは、オープン型とは対照的に商品の購入者や有料サービスの利用者を対象としたキャンペーンのこと。例えば、商品に付いているシールやパッケージの一部を切り取って応募するキャンペーンなどを指します。

また、クローズド型キャンペーンは3種類に分類されているのも特徴の一つ。分類によって提供できる景品類の限度額は異なり、もし限度額を超えてしまうと罰則を受ける可能性もあるので注意しましょう。

各分類の定義・限度額は以下の通りです。

 

■一般懸賞

<定義>

商品を購入またはサービスを利用されるお客様に対して、勝敗や優劣によって景品を提供すること。

【例】抽選で当たった人がもらえるノベルティ、来場者が参加できるクジに当たると貰えるノベルティなど

 

<限度額について>

【取引価格5,000円未満の場合】最高で取引価格の20倍まで

【取引価格が5,000円以上の場合】10万円

 

ちなみに、最高額だけでなく総額も定められているので要注意。一般懸賞の総額は取引価格の金額に関わらず、懸賞にかかる売り上げ予定総額の2%と決められています。

  

■共同懸賞

<定義>

商品を購入またはサービスを利用されるお客様に対して、一定の地域・業界の事業者が共同して景品類を提供すること。

【例】ショッピングモールや商店街などでの抽選会、複数の企業が合同で行う懸賞など

 

<限度額について>

取引価格に関わらず30万円が上限と定められています。また、総額は懸賞にかかる売り上げ予定総額の3%と決められています。

 

■総付景品

<定義>

消費者に対して、懸賞によらず提供されるもの。申し込み順や先着順で提供されるものも総付景品に該当します。

【例】展示会やイベントへ来場した全員へ配る粗品、アンケートに回答した方全員に渡すお礼の品など

 

<限度額について>

【取引価格1,000円未満の場合】200円まで

【取引価格が1,000円以上の場合】取引価格の10分の2

 

参照:最低限知っておきたい「景品表示法」について。景表法に違反しない&喜ばれやすいノベルティとは?

4.キャンペーンを行う3つのメリット

最後に、キャンペーンを行うメリットをご紹介します。

 

4-1.販促につながる

商品購入者限定のクローズドキャンペーンとしてノベルティを配布すれば、販売促進効果につながります。新規顧客はもちろん、既存顧客への再度の訴求にも有効です。

4-2.企業・ブランド・商品の認知度向上につながる

キャンペーンで名入れしたノベルティを配れば名刺代わりとなり、企業やブランド、商品の認知度向上にもつながります。潜在顧客に宣伝するキッカケとしても効果的です。

4-3.新規の顧客獲得へつながりやすい

キャンペーンをキッカケに、新規顧客を獲得できることも!キャンペーンは既に企業や商品の存在を知っている顕在顧客(見込み顧客)へのアプローチにもなります。

5.キャンペーンでノベルティを配る際は“景品表示法”を違反しないよう要注意!

キャンペーンを行うことで自社やブランドを印象付けることができますし、購入意欲を刺激して商品の販売を促進させることができるようになります。

 

しかし、商品選びやデザインには要注意!マイナスなイメージを与えないためにも、景品表示法をクリアできる物を製作するように心がけましょう。

ちなみに、弊社では様々なニーズに対応できるように、選りすぐりのデザイン事務所やプロモーション会社、ブランディング会社と提携。お客様のニーズ・想いに合わせて最適な企画・デザインを提供しております。

 

キャンペーンで配布するノベルティ製作についてお悩みの場合には、ぜひ企画のプロがいるコシオカ産業 MONOCOTO Design LABにお任せください!