ノベルティの価格は法律で決まってる?景品表示法には注意が必要

本記事は、ノベルティ制作会社「コシオカ産業株式会社 MONOCOTO Design Lab事業部」が執筆しております。

「ノベルティには価格の上限がある?」「ノベルティの価格上限は法律で決められている?」などの疑問を抱えている方もいるでしょう。

実際にノベルティの制作価格は法律にて決められているため注意が必要です。

そのため、ノベルティを制作する前に必ず法律について確認をしましょう。

法律に関する知識を深めることで、安心してノベルティが制作できるようになります。

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ノベルティの価格は景品表示法により決められている!

ノベルティとは、広告宣伝やプロモーション活動などの一環として無償で配布するグッズのことです。

一方で、配布する際は、景品表示法にて決められた金額以内で制作しなければいけません。

景品表示法とは、消費者保護の観点から景品や賞品の提供に際して偽りのない表示を求める法律のことです。

景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することなどにより、消費者のみなさんがより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。
引用元:消費者庁 景品表示法とは

ノベルティは無償で配布するものであるため、高価なノベルティを制作すれば、多くの人が集まるでしょう。

つまり、ノベルティにおいては価格が高すぎるものを制作してしまうと、合理的な商品選びができなくなる可能性があります。

上記のような状態が自由に行えると、少なからず消費者に不利益を与える可能性があるため、景品表示法にて価格の上限が決められているのです。

ノベルティは景品表示法の総付景品に当てはまる

総付景品にて決められているノベルティの価格上限は、次のとおりです。

顧客が支払った金額が1,000円未満景品類の最高額:200円
顧客が支払った金額が1,000円以上景品類の最高額:支払い価格の10分の2
支払いなし景品類の最高額:原則100円

ノベルティにおける「総付景品」とは、一般的には商品を購入した際に「おまけ」として提供されるグッズのことです。

ノベルティを商品のおまけとして付け加えることで、消費者により高い付加価値を提供できます。

また、総付景品には顧客の購買意欲を高める効果のみではなく、満足度を向上させる効果も期待できます。

ただし、総付景品としてノベルティを提供する際には、上記の価格を守って制作をしなければいけません。

高価なノベルティを付け加えることで、消費者が商品やサービスの質などに対して誤認する可能性があります。

商品やサービスに対する誤認を防ぐためには、適切な価格でのノベルティ制作が重要です。

景品表示法に違反した価格を設定するとどうなる?

景品表示法に違反しないためには、適切な価格設定を知る必要があります。

事業者は消費者に対して誤解を招かないように注意し、公正かつ適切なノベルティの価格設定を心掛けることが重要です。

初期の段階では「是正勧告」として消費者庁や都道府県から連絡が入りますが、最悪の場合は刑事罰にもなりかねません。

そのため、法律に関する知識はノベルティ制作前に必ず把握しましょう。

景品表示法に違反した価格設定は「是正勧告」の対象

品表示法に違反した場合、消費者庁や都道府県から「是正勧告」を受けることがあります。

是正勧告は、企業や事業者に対して違法な行為を即時に修正するよう命じるもので、違反の是正を求める措置です。

是正勧告の措置が取られた場合、事業者はただちに従わなければいけません。

一方で、是正勧告に従わずに違反を長期間続けた場合は、より厳しい措置が取られる可能性があります。

「是正勧告」を無視すると刑事罰になる可能性も

景品表示法には、刑事罰を科すことができる規定も含まれているため注意が必要です。

違反した事業者が是正勧告を無視し続けると、刑事罰に直面する可能性があります。

刑事罰に直面すると、2年以下の懲役又は300万円以下の罰金、あるいはその両方が科されるかもしれません。

ただし、景品表示法の違反により第三者に損害を与えた場合は、損害賠償を請求される可能性もあります。

仮にノベルティを制作して、政府や都道府県から是正勧告を受けたのであれば、大きな問題となる前に対応をしましょう。

安い価格で制作可能!おすすめのノベルティ3選

ノベルティを制作する際は、なるべく安価で制作できるものを選ぶと、景品表示法の違反になりづらくなります。

そこで、安価で制作ができるおすすめのノベルティを3選ご紹介します。

1、トートバッグ
2、文房具
3、クリアボトル

おすすめのノベルティ①トートバッグ

トートバッグはノベルティとして人気が非常に高いです。

多くの人が普段使いできるグッズであるため、高いプロモーション効果が期待できます。

また、トートバッグは普段街中で利用するものです。

そのため、トートバッグのノベルティを受け取った人以外への宣伝効果も期待でき、ノベルティの効果をより効率よく得られます。

ただし、トートバッグにはコットン生地やキャンバス生地など、さまざまな種類があります。

ノベルティとしてトートバッグを制作する際は、コストの範囲以内で最大限に効果を得られるよう、意識することが大切です。

おすすめのノベルティ②文房具

ノベルティとして配布する文房具の代表的な例としては、ペンやノートが挙げられます。

とくに企業間でノベルティを配布する際は、文房具のノベルティ制作がおすすめです。

ペンやノートはデスク周りに置いて、毎日利用するため、受け取った人の目によく入り高い宣伝効果が期待できます。

ビジネスのシーンではペンやノートは必須なものです。

そのため、もらって迷惑だと考える人はほとんどおらず、もらえて嬉しいと思われる場合がほとんどでしょう。

また、営業で挨拶する時にノベルティを渡せば、よい雰囲気づくりのきっかけにもなります。

挨拶回りなどで仕事に役立つノベルティを配布すれば、感謝されるだけではなく、企業間で良い関係も継続できます。

おすすめのノベルティ③クリアボトル

クリアボトルは実用性が高く、普段から水や飲み物を持ち歩く機会が多い現代社会において、非常に実用的なアイテムです。

オフィス、スポーツ、アウトドアなどさまざまな場面で活躍します。

日常的に使えるノベルティをもらうことで、受け取った人の目に数多く入り、プロモーション効果をより長く得られるようになります。

また、近年の環境問題への意識の高まりにもクリアボトルはぴったりです。

リアボトルは再利用が可能であり、使い捨てプラスチックボトルの代替品として環境にも配慮できます。

SDGsの取り組みを積極的に行っている企業であれば、ノベルティの配布を企業ブランディングに繋げられます。

ノベルティを配布する時は法律による価格の上限に気をつけよう!

ノベルティを配布する時は法律による価格の上限に気をつけましょう。

違反した場合、基本的に是正勧告で済みますが、最悪の場合は刑事罰になりかねません。

そのため、ノベルティを制作時に必ず法律に関する確認を行いましょう。

ノベルティの制作は専門家に依頼すれば安心!

弊社・コシオカ産業はさまざまなノベルティを手掛けております。

弊社は、選りすぐりのデザイン事務所やプロモーション会社、ブランディング会社と提携し、お客様のニーズ・想いに合わせて最適な企画・デザインを提供しております。

また、商品企画からデザイン、設計、生産までを一貫して行っているのも弊社の強みの一つです。

お客様の気持ちに寄り添った提案を心がけておりますので、初めてのノベルティ制作で法律が分からないという方でも大丈夫です。

ノベルティを制作する過程で、法律の知識も共有しながらサポートいたします。ノベルティグッズの制作を考えている方は、ぜひ一度ホームページからお問い合わせください。

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