ノベルティの費用対効果とは?必要なポイントから検証方法を解説
本記事は、ノベルティ制作会社「コシオカ産業株式会社 MONOCOTO Design Lab事業部」が執筆しております。
「ノベルティの費用対効果はどう算出するの?」「費用対効果の高いノベルティを作りたい!」こんな疑問や悩みはありませんか?
ノベルティの費用対効果とは、ノベルティに費やしたコストに対して、どのくらいの効果を得られたのか検証することです。
費用対効果を検証することは、次の施策へのヒントとなるため非常に重要です。
この記事では、ノベルティの費用対効果を算出するために必要なこと、費用対効果の検証方法、費用対効果を上げる方法について詳しく解説しています。
費用対効果の高いおすすめノベルティも紹介しているので、「費用対効果の高いノベルティを作りたい」と悩まれている方はぜひ参考にしてください。
ノベルティの費用対効果とは?
ノベルティの費用対効果とは、ノベルティに費やしたコストに対して、どのくらいの効果を得られたのか検証することです。
コストパフォーマンスと呼ばれることもあり、数値を使って効果を検証するのが一般的です。
ノベルティに限られたことではないですが、費用対効果を検証することは、会社経営にとって非常に重要な指標と言えます。
費用対効果を検証することは、施策の方針を決めるきっかけになります。
例えば、ノベルティ配布後、費用対効果を検証した結果良い内容であれば、ノベルティの継続を検討できるでしょう。
反対に、費用対効果が悪い内容となれば、何が悪かったのか検証し、次の施策に活かすことができます。
費用対効果は、具体的な数値で示されるため、次の施策を打ち出す際にも説得力のある提案が可能です。ノベルティを制作する段階から費用対効果を意識して取り組みましょう。
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ノベルティの費用対効果算出に必要な3つのこと
ノベルティの費用対効果を算出するのに必要なことは3つあります。
- 売上目標を決める
- 予算を決める
- ノベルティのQRコードを掲載する
売上目標を決める
まずは、ノベルティの配布から期待する売上目標を決めましょう。
前年同時期の売上や過去に行ったプロモーションの売上などを参考に目標設定します。
目標を決めなければ、ノベルティの効果を具体的に検証することはできません。
しっかり目標設定を行うことで、より有効的な費用対効果を検証することができます。
ただし、ノベルティの効果を測定する期間には気をつけましょう。
ノベルティは、配布目的によってすぐに売上につながる場合と売上に時間がかかる場合があります。
購入特典としてノベルティを配布する場合は、ノベルティの配布が売上に直接結びついています。売上がノベルティ配布と直結しているため、配布期間を売上額として算出するといいでしょう。
会社名や商品名の認知拡大を目的としてノベルティを配布する場合は、実際に売上につながるまで時間を要します。
配布してから1か月〜3か月ほどノベルティの効果があった期間とみなして売上額を算出しましょう。
予算を決める
ノベルティの売上目標を設定したら、次にノベルティの予算を設定しましょう。
売上に占める広告宣伝費の予算は、業種によって異なりますが、一般的なメーカーでは10%前後のケースが多い傾向があります。
例えば、売上目標が100万円の場合、ノベルティ予算は10万円程となります。
ただし、ノベルティは景品表示法の総付景品に当てはまり、制作価格に上限が設けられているため注意しましょう。
制作価格の上限は、顧客が支払った金額によって異なります。
制作価格を上限以上にしてしまった場合、法律違反となるため気をつけましょう。
- 顧客の支払い金額が1,000円未満の場合、景品類の最高額は200円
- 顧客の支払い金額が1,000円以上の場合、景品類の最高額は支払い価格の10分の2
- 顧客の支払いがない場合、景品類の最高額は原則100円
ノベルティにQRコードを掲載する
ノベルティの費用対効果を検証したい場合、ノベルティにQRコードを掲載しましょう。
QRコードを掲載しておくと、ノベルティ配布後、興味を持ってくれたお客様を自社のWEBサイトへ簡単に誘導できます。
ノベルティの配布件数に対して、アクセス数を確認すると、次の施策のヒントへとつながります。
QRコードからはアクセス数だけでなく、お客様の性別や年齢などの属性も把握することが可能です。お客様は性別や年齢によって、趣味嗜好が異なります。
自社のお客様の属性を把握することは、戦略を考えるにあたって必要不可欠な情報です。
今後の戦略に活かせる情報を得るためにも、QRコードの掲載は非常におすすめです。
ノベルティの費用対効果の検証方法
ノベルティの費用対効果を検証する場合、主に2つの指標を参考にしましょう。
- ROI(Return On Investment)を計算する
- CPA(Cost per Action)を計算する
ROI(Return On Investment)を計算する
ROI⁽Return On Investment⁾とは、投資利益率といい、販促コストに対してどのくらい利益を出しているかを評価する指標です。
企業の収益性を確認し、利益を高めるためにとても重要な指標です。
ROIの計算方式は以下の通りです。
ROI⁽%⁾=⁽売上-売上原価-諸経費⁾÷販促コスト×100
たとえば、売上400万、売上原価100万、諸経費50万、販促コスト100万の場合、ROIは250%になります。
250%⁽ROI⁾=⁽売上400万-売上原価100万-諸経費50万⁾÷販促コスト100万×100
ROI の1つの目安は0%を下回らないことです。
ROI が0%以下の場合は、利益よりも原価や諸経費、販促コストの合計の方が大きいことになります。必要に応じて、同時期の売上や施策前と施策後の比較をして、費用対効果を検証しましょう。
CPA(Cost Per Action)を計算する
CPA⁽Cost Per Action⁾とは、顧客獲得単価ともいい、顧客1人獲得するのにいくら費用がかかったのかを評価する指標です。
CPAの計算方式は以下の通りです。
CPA=販促コスト÷コンバージョン数
コンバージョン数⁽CV数⁾とは、購入件数や問い合わせ件数など、目標を達成した数です。
例えば、販促コストが100万、購入件数が1000件の場合、CPAは1000円です。
CPA1000円=販促コスト100万÷コンバージョン数1000件
CPAの数値は低ければ低いほど費用対効果が高いといえます。
コンバージョンを何とするかによって、結果は異なりますが、目標項目をさまざま設定して比較してみるといいでしょう。
ノベルティの費用対効果を上げる方法
ノベルティの費用対効果を上げる方法は、以下3つです。
- ユーザーに寄り添う
- 見積もり比較する
- 名入れのコスパを高める
ユーザーに寄り添う
ノベルティの費用対効果を最大限高めるためには、ユーザーの気持ちに寄り添ったノベルティにすることが大切です。
ノベルティはユーザーに使ってもらえなければ効果を発揮できません。
ユーザーがもらって嬉しいと思えるノベルティ制作が必要です。
もらって嬉しいノベルティを制作するには、ユーザーのターゲット層を絞り込みましょう。
ターゲット層により、好まれるデザインや品物は変わってきます。
ターゲット層の好みに合わせたノベルティを制作することで、ユーザーに刺さるノベルティに仕上げられます。
ユーザーに気に入って使ってもらえれば、コストが高くても予想以上の効果を得られるでしょう。
見積もりを比較する
ノベルティの費用対効果を高めるためには、コストを抑えることも有効的です。
コストを抑えることで、利益率をアップさせられます。
コストを抑えるためには、ノベルティの制作費の見積りを比較するといいでしょう。
ノベルティを扱う業者はたくさんありますが、ボールペン1つ取っても価格はそれぞれ違います。
得意とする分野が業者ごとに異なるため、1つの業者にお願いするのではなく、いくつかの業者に見積りを依頼してから制作に移りましょう。
見積りのときには、自社のイメージするノベルティがあれば、しっかり意向を伝えておくと安心です。
デザインやロゴの配置場所など、契約後できないとなればトラブルの元となります。
対応できる条件や金額など、総合的にコストパフォーマンスの良い業者に依頼すれば、費用対効果を高められるでしょう。
名入れのコスパを高める
名入れやロゴ印刷には、初期費用で版代が発生します。
版代とは、商品に名入れするためのスタンプを作成する費用です。
版代は、1色6,500円〜1万円程度かかります。
印刷する色が増えたり、印刷する面積や印刷の箇所が増えると、さらに版代の費用は高くなります。
版代は、制作数が少ないと1つあたりの単価が上がってしまいますが、制作数を多くすると1つあたりの単価を下げられます。
版代を抑えたい場合は、数量を多く制作してコスパを上げましょう。
また、業者によっては版代無料キャンペーンを実施しているところもあります。
キャンペーンを上手く利用してノベルティを制作すれば、費用対効果も期待できるでしょう。
費用対効果の高いおすすめノベルティ3選
費用対効果が高いノベルティとは、コストが低く、もらって喜ばれるノベルティです。
ここでは、費用対効果が高いおすすめのノベルティ3選をご紹介します。
- エコバッグ、トートバッグ
- マスク
- 文房具
エコバッグ・トートバッグ
エコバッグやトートバッグはもらって嬉しい定番のアイテムです。
シンプルでおしゃれなデザインにすれば、日常的に使ってもらえるため想像以上の宣伝効果を発揮します。
SDGsへの取り組みのアピールとして、エコ素材を使用するとさらに好感度のアップが期待できます。
マスク
マスクは、コンパクトなので受け取ってもらいやすく、あったら便利なアイテムです。
誰でも使えるように社名は大きく印字せず、シンプルなデザインにすると喜ばれるでしょう。
文房具
ボールペンやメモ帳などの文房具は、日常からビジネスまでさまざまな場面で利用されるアイテムです。
使うたびに社名が目に入るため、高い販促効果が見込めます。
また、コストも安いため費用対効果も抜群です。
ノベルティは費用対効果を意識して制作しよう
この記事では、ノベルティの費用対効果を算出するために必要なこと、費用対効果の検証方法、費用対効果を上げる方法について詳しく解説しました。
また、費用対効果の高いおすすめノベルティについてもご紹介しています。
ノベルティ制作では、準備段階から費用対効果を十分に意識して、結果を検証することが大切です。
費用対効果を検証していくと、次の施策への課題がみえ、より精度の高いノベルティに仕上げられます。
費用対効果を意識せず制作したノベルティは、効果が発揮されているのかわからず、課題がみえません。
ノベルティの効果を最大限発揮できるよう、費用対効果を意識したノベルティ制作をおすすめします。
費用対効果の高いノベルティ制作はコシオカ産業
コシオカ産業ではノベルティの制作事業を展開しております。
現在まで様々なノベルティを手掛けてきており、QRコードを付けたノベルティの効果測定が可能です。
お客様のニーズや想いに合わせて、デザイン事務所、プロモーション会社、ブランディング会社と提携しながらノベルティの制作を進めています。
また、商品企画からデザイン、設計、生産までを一貫して行っているのも弊社の強みの一つです。
ノベルティ制作で費用対効果の高いものを作りたいと悩まれている方は、ぜひ一度ホームページからお問い合わせください。
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