【完全ガイド】オリジナルグッズ制作では著作権に気をつけよう

本記事は、ノベルティ制作会社「コシオカ産業株式会社 MONOCOTO Design Lab事業部」が執筆しております。

「オリジナルグッズを制作したいけど著作権が気になる」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

オリジナルグッズの制作は、個人や企業が独自のブランドを広めるための強力な手段です。

しかし、その過程で著作権に関する問題が発生することがあるため、よく注意しなければなりません。

本記事では、オリジナルグッズ制作における著作権の基本と、それに伴う注意点について詳しく解説します。

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著作権とは?

著作権は、創作物の創作者に対して法的な保護を与える権利です。

これにより、創作者は自分の作品をコントロールし、利益を得ることができます。

著作権は、作品が創作された瞬間から自動的に発生し、登録は必須ではありませんが、登録することで法的な証拠として強化される場合があります。

著作権の対象は、以下のような様々な形の創作物に適用されます。

・文学作品:小説、詩、エッセイなど
・音楽作品:楽曲、歌詞、オーディオ録音など
・視覚芸術:絵画、彫刻、写真など
・映画および映像作品:映画、テレビ番組、ビデオクリップなど
・演劇作品:舞台劇、ダンス、パントマイムなど
・ソフトウェア:プログラムコード、アプリケーションなど

著作権の保護期間は、創作物の種類や国によって異なりますが、多くの場合は創作者の生涯とその死後一定期間(通常は50年から70年)です。

日本では、著作権の保護期間は著作者の死後70年間となります。

オリジナルグッズ制作で著作権を侵害してしまうケース

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オリジナルグッズとは、ブランドロゴ、キャラクター、スローガン、イラストなどを使用した商品を指します。

これらのデザインには、創作者の知的財産権が関与するため、著作権法の理解が不可欠です。

以下、具体的なケース3つとその著作権に関する注意点を説明します。

・【ケース①】ロゴの使用について
・【ケース②】キャラクターの使用について
・【ケース③】イラストやデザインの使用について

【ケース①】ロゴの使用について

ロゴは企業やブランドの象徴です。

ロゴの使用に関しては商標権も関わることがあり、商標登録されたロゴは無断で使用することができません。

そのため、他人のロゴを使用する場合は、必ず許可を得る必要があります。

商標権とは?
商標権は、特定の商品やサービスを他と区別するための名称やロゴ、スローガン、デザインなどを保護する権利です。
商標権を持つことで、他者が同一または類似の商標を無断で使用することを防ぎ、ブランドの信頼性と価値を守ることができます。

【ケース②】キャラクターの使用について

人気のキャラクターをオリジナルグッズに使用する場合、そのキャラクターの著作権を持つ権利者から許可を得る必要があります。

例えば、ディズニーキャラクターやアニメのキャラクターなどは非常に厳格な著作権管理が行われています。

実際に、ある企業が有名キャラクターを無断で使用したために、著作権侵害で訴えら、法的措置が取られたケースがあります。

キャラクターを使用したグッズを制作したい場合は、権利者とライセンス契約を結んで制作しましょう。

【ケース③】イラストやデザインの使用について

自分で作成したイラストやデザインであれば問題ありませんが、他人が作成したものを無断で使用することは著作権侵害となります。

フリー素材を利用する場合も、その利用規約を確認し、適切なクレジット表記が必要な場合があります。

著作権侵害における法的措置とは?

著作権侵害とは、著作権者の許可なくその権利を侵害する行為を指します。

具体的には、無断で作品を複製、配布、公衆送信、改変などを行うことです。

著作権侵害が発覚した場合、以下のような法的措置が取られることがあります。

・損害賠償請求:著作権者が侵害者に対して損害賠償を求めること
・差止請求:著作権者が侵害行為の停止を求めること
・刑事罰:特に悪質な著作権侵害の場合、刑事罰が科されることもあります

オリジナルグッズ制作で著作権侵害を防ぐ5つの対策

著作権侵害は、法的トラブルだけでなく、ブランドイメージの低下や経済的損失を招く可能性があります。

以下に、著作権侵害を防ぐための対策を紹介します。

・【対策①】著作権の確認と許可
・【対策②】オリジナルデザインの作成
・【対策③】法律の専門家に相談
・【対策④】著作権フリー素材の活用
・【対策⑤】社内教育プログラムの導入

【対策①】著作権の確認と許可

他人の作品を使用する場合は、必ず著作権者からの許可を取得しましょう。

特に、商業目的で使用する場合は、使用範囲や期間について明確に合意を取りましょう。

著作権の確認と許可をしっかり行うことで、法的リスクを回避し、安心して創作活動を続けることができます。

【対策②】オリジナルデザインの作成

オリジナルグッズは、可能な限り、自分やチームでオリジナルデザインを作成することが望ましいです。

他人の作品からインスピレーションを受ける場合でも、直接コピーするのではなく、独自にアイデアをアレンジして新しいデザインを生み出しましょう。

オリジナルデザインを作成することにより、著作権侵害のリスクを大幅に減少させることができます。

【対策③】法律の専門家に相談

著作権に関する疑問や不安がある場合は、法律の専門家に相談することをお勧めします。

弁護士や知的財産権専門のコンサルタントは、著作権に関する適切なアドバイスを提供してくれます。

【対策④】著作権フリー素材の活用

著作権フリー素材は、オリジナルグッズ制作において非常に便利です。

インターネット上には、著作権フリーの画像やイラスト、フォントなどを提供しているサイトが多数あります。

ただし、著作権フリー素材を使用する際には、必ず利用規約を確認しましょう。

一部の素材には、商業利用に制限がある場合や、クレジット表記が必要な場合があります。

【対策⑤】社内教育プログラムの導入

企業や個人が著作権に関する問題を避けるためには、著作権教育が重要です。

企業内で著作権教育プログラムを導入し、社員全員が基本的な著作権知識を持つようにしましょう。

社員の著作権知識が高まれば、日常業務での著作権侵害のリスクを減少させることができます。

また、外部の専門家によるセミナーやワークショップに参加することも有効です。

最新の著作権法の動向や具体的な事例を学ぶことで、実務に役立つ知識を得ることができます。

オリジナルグッズは著作権に気をつけて制作しよう

この記事では、オリジナルグッズの制作において気をつけなければならない著作権について解説しました。

著作権は、創作者の権利を保護し、創作活動を促進するための重要な制度です。

オリジナルグッズ制作においても、著作権に対する理解と適切な対応が求められます。

著作権に関する基本的な知識を身につけ、法的リスクを回避しながら、安全かつ効果的にオリジナルグッズを制作しましょう。

オリジナルグッズの制作ならコシオカ産業

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